PwCコンサルティングの中途採用の選考フローは、書類選考とWebテストの後に、3回の面接とリファレンスチェックが実施されます。
具体的には下記です↓
- 書類選考
- Webテスト
- 人事面接
- 2次面接(ケース面接や、フェルミ推定の可能性が高い)
- 最終面接
- リファレンスチェック
※選考フロー別の特徴をすぐ読むなら:目次を見る
なお、選考の山場はケース面接です↓
お題は会話の流れで決まりますが、
- いま勤務している会社の売上をUPさせるには?
- カフェの利益率を20%改善するには?
などの問題が出題されます。
流れは「出題される→10分考える→回答をプレゼン→面接官から回答について質問されるので対応」ですね。
- 「論理的におかしな回答になっていないか?」
- 「なぜその回答なのか?」
という観点でチェックされるので、しっかりと論理立てて説明する必要があります。
こうしたケース面接の対策には第三者との面接練習が必須です。
小手先のノウハウは通用しないので、ネットに記載されている過去問で対策しようとするのはNGです↓
私は一度PwCコンサルティングに落ちてから、リベンジで合格し転職しました。
初めてPwCコンサルティングを受けた際は、ケース面接対策はAmazonでポチった本でしか対策しませんでした(自信があり、少し舐めてました)
一次面接は通過はできましたが、実際はギリギリの通過だったなと振り返ると思います。今でも回答内容を覚えていますが、かなり弱い。面接官は相当優しい人だったから通過できたなと…
で、結局は次の最終面接で、質疑応答のさじ加減やコツを分かっていなかったのでボコボコに詰められて落ちました笑
その数年後にリベンジ合格するわけですが、リベンジの際はエージェントとケース面接練習をしていたので、かなり自信を持って回答できました(回答した時点でこれは通過したな、と確信するほど)
最終選考も、事前にエージェントから最新のPwCコンサルティングの面接突破テクや面接官の傾向まで教えてもらったので、本当に余裕でした(面接の最中に「ぜひ一緒に働きましょう」と言われたほど)
なおコンサル業界への転職にはエージェントのサポートが必須ですが、PwCコンサルティングの対策には完全無料のMyVisionが割とおすすめですね。
コンサル業界に特化しているのと、PwCコンサルティングへの転職支援実績がとても豊富です。
【公式】https://my-vision.co.jp/
PwCコンサルティング以外にも下記への紹介実績があるみたいですね。

なお、コンサル業界を専門としているエージェント以外は使わないでください。
CMでよく見る大手エージェントはコンサル業界に全然詳しくないので、選考対策のコツとかPwCコンサルティング対策のポイントを知っていません。
私は10社以上のエージェントを使い、コンサル業界に特化していないエージェントとも会話したことが何度かありますが、
「これではコンサルの対策できないよ…」と感じ、時間を無駄にしたなーと思っていました。
なのでPwCコンサルティングの対策なら、先ほど紹介した無料のMyVision一択かな〜と。コンサル業界に特化しているのと、PwCコンサルティングへの転職支援実績がとても豊富だからですね。

さて、私は2年後にリベンジして、無事に外資コンサルに転職できましたが、一発で合格した場合と比較し、生涯年収で1,000〜2,000万の損失でした…
- 経歴:事業会社→コンサル転職にチャレンジし最終選考落ち→数年後、外資コンサルへ転職成功→現在は独立
- 私自身の失敗談も含め、PwCコンサル社員へのインタビュー結果も交えながら解説しますね
なお、PwCコンサルティングの中途採用の転職難易度が高い理由(中途は厳しい)については下記で解説しています↓

さて、この記事では各選考ステップの特徴や対策方法について解説しています。
PwCコンサルティングの中途の書類選考の通過率
PwCコンサルティングの中途の書類選考の通過率は7〜8割程度と言われています。履歴書と職務経歴書で審査されます。
基本的に通過できるので、それ以降の選考対策に注力すべきですね↓
PwCコンサルティングの中途のWebテストは落ちる?
PwCコンサルティングの中途のWebテストは落ちることもあり、主にGABが実施されます。
なお、PwCの中途のwebテストのボーダーは7〜8割と言われています。
※通過率は非公表
対策本で個人的なおすすめは「これが本当のCAB・GABだ!」ですね。売上No1なだけあり、確かに分かりやすかったです。
PwCコンサルティングの中途の面接で聞かれること
PwCコンサルティングの中途採用の人事面接ではケース問題は出題されず、ビヘイビア面接(通常の質疑応答)が基本です。
基本的には下記の形式で実施されます↓
形式 | 1:1(面接官1人:あなた) |
---|---|
面接官 | 人事やマネージャー |
場所 | オンライン、または対面 |
なお、質問されることの傾向として、過去の業務内容をもとに、その時の価値観、思考、行動、個性、問題解決力をチェックするような質問をされます。
例えば下記↓
回答例は下記です↓
なぜPwCコンサルティングを志望するのか?
なぜPwCコンサルなのか、そもそもなぜコンサル業界を志望するのかも知りたがっているはずなので、そこも回答しておくと良いです。
回答例は下記↓
「はい。私が御社を志望する理由は、フラットな立場からお客様に最適なソリューションを提供することができると考えたためです。
私の前職はソリューションを自社開発していた会社だったので、お客様の課題の解決手段を考える際は、必ず自社製品を起点にしていました。中には他社製品を用いた方がベストな場面もあり、もどかしさを感じていました。
そのため、コンサルティング会社で働くことで、特定のメーカーに捉われず、フラットな立場から課題解決のための製品選定ができるのではと考えました。
中でも御社は主要な大手コンサル会社の1社であるため、課題解決の知見が豊富に存在し、私自身の成長にも繋げることができるのではないかと考え、志望しました。」
なぜ他社コンサルではダメなのか?
志望動機を説明したものの、それがPwCコンサルティングではなく他社でも実現できそうだと思われた場合、この質問が追加でされます。
そのため、ふんわりとした回答ではなく、具体的に踏み込んだ回答をした方がいいです。
踏み込む方法は職種や経歴、志望動機によって様々ですが、例えば下記です↓
「はい。御社はPwCグループの1社なので、お客様の課題解決をする際、グループ内企業と協力することでワンストップでの価値提供ができると考えたため、他社ではなく御社を志望しました。
他のコンサル会社でも他社と協力すればお客様の課題を解決することはできると思いますが、グループ会社ではなく完全に他社となると、選定から関係構築やコミュニケーション面で時間やコストがかかってしまうと考えました。
そのため、グループ内企業が豊富に存在し、ワンストップで多様な課題に対応できる御社を志望しました。」
失敗経験の有無と、それをどう乗り越えたか?
コンサル会社は入社後も難しいプロジェクトを経験するシーンがあるので、そうした場面を乗り越えられそうかを知るために、この質問がされます。

「乗り越えたことで何を学んだか」までアピールできると良いですね
回答例は下記↓
「はい。クライアントの課題特定に失敗し、そこから軌道修正した経験があります。
具体的には、toC向けサービス企業におけるカスタマーサポート部門へのコンサルティング経験があります。当時、上層部はカスタマーサポートの品質に問題を感じており、熟練スタッフの対応方法のマニュアル化と、その再現性を高めるためのシステム構築が依頼内容でした。
私はクライアントの要望をそのままに業務要件の定義に着手していたのですが、進めるうちに、課題の本質は対応レベルの不安定さにあるのではなく、工数面にあると分かりました。
プロジェクトは第一フェーズの中盤まで進んでいましたが、クライアントの上層部に相談し、改めて原因の調査から開始することにしました。
結果的に、スタッフの工数を確保するための採用と、システムによる自動対応の割合を増やすためのシステム構築という方向でプロジェクトが再定義され、改めてスタートとなりました。
この経験により、顧客の依頼をそのまま実行するのではなく、まずはその方向で正しいのかの調査から開始しないと、手戻りが発生する可能性があると学びました。」
課題を解決した体験談はあるか?
課題解決の際にどんな思考プロセスを経て、どうPDCAを回して解決したのかを知りたい場合にこの質問がされます。
回答例は下記↓
「はい。私の現在、特定のソリューションを開発するメーカーで働いており、他社製品と組み合わせて顧客の課題を解決する場面が多く存在します。
その際、どんな課題パターンの時にどのメーカーの製品を提案すべきかという点が社内で一元管理されておらず、毎回各チームで調べたり、社内ヒアリングをするなど時間を要していました。
そこで私は、プロジェクト完了時に各チームが必ずその概要を報告し、社内のこれまでのプロジェクトのナレッジを一元管理する運用を提案しました。
結果として、社内で各プロジェクトが始まる際は、各チームがそのリソースにアクセスし、似たようなプロジェクトがないか、あればどの製品をどう活用したのかという知見に素早くアクセスできるようになりました。
業務負担の削減に加え、お客様への価値提供するスピードも品質も向上したので、良い仕組みを構築できたのではないかと感じています。」
なお、単に課題解決した経験を説明するのではなく、その際の思考やプロセス、PDCAも説明できるとグッドです。
PwCに入社してから何をしたいか?
入社の本気度や、キャリアプランを知るためにこの質問をされます。自身の成長意欲もアピールできると良いですね↓
「はい。御社からご縁をいただけた場合、まずは先輩方からプロジェクト運用や進め方について学ばせていただいた上で、できるだけ多様なパターンの課題解決を経験したいと考えています。
というのも、私は特定のソリューションを開発するメーカーで働いていたので、課題解決のパターンがどうしても偏っていると自覚しています。
そのため、できるだけ多くのプロジェクトに先輩方と参画し、豊富な課題解決のパターンやプロジェクト進行について学びたいと考えています。
その上で、ゆくゆくは私がプロジェクトマネージャーとして牽引していけるようになりたいと考えています。」
こうしたイメージで質疑応答のネタを考えてみてくださいね。
さて、最大の山場は下記↓
PwCコンサルティングの中途のケース面接
PwCコンサルティングのケース面接の形式と流れは下記です↓
対策しないとほぼ確実に落ちる面接なので、とにかくこの対策に全力を注ぎましょう
PwCコンサルの中途のケース面接の形式
ビヘイビア面接(通常の質疑応答)をした後、ケース面接が実施されます。
基本的な形式は下記ですね↓
形式 | 1:1(面接官1人:あなた) |
---|---|
面接官 | 主にマネージャー |
場所 | 対面が多い |
※具体的な例題についてはこちら(PwCコンサルティングの中途のケース面接の過去問や通過率)で解説しています。
流れは↓
PwCコンサルティングの中途のケース面接の流れ
PwCコンサルのケース面接の流れは下記です↓
- お題を提示される&紙3枚とペンを渡される
- 15分考える
- 10分プレゼンする(紙を使いながらでOK)
- 5分くらい質疑応答する
中途のケース面接の通過率は20〜30%と言われており、本だけでの対策だと天才じゃない限り間違いなく落ちます。

実際、私もAmazonでポチった本だけで対策し落ちました…
(2年後にエージェント経由でリベンジ合格&入社)
ケース面接はプロと模擬面接をしておいた方がいいんですよね。
本だけで対策すると、コンサル面接の独特の雰囲気の中で「ロジカルに回答する&それに対して面接官とディスカッションする」という経験ができず一発勝負になるからですね。
なおケース対策には、無料のMyVisionが個人的におすすめですね。PwCコンサルティングへの転職サポート実績がとても多いです。
PwCコンサルティング以外にも下記への紹介実績があるみたいですね↓

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PwCコンサルティングのケース面接やフェルミ推定の質問例と回答のコツ
なお、質問例と回答例は下記です↓
PwCコンサルティングのケース面接やフェルミ推定の質問例
- AIを活用した新たなビジネスを提案してください
- ブロックチェーンを用いた新しいビジネスを提案してください
- 自動車会社の売上を2倍にするには?
- 日本の電信柱の数は?
- 入学者数が低下している大学を立て直す施策を提案してください
PwCコンサルティングのケース面接やフェルミ推定への回答のコツ
例えば「入学者数が低下している大学を立て直す施策を提案してください」への回答のアプローチは下記です↓
ブレスト的に、入学者数が低下している要因をあぶり出してみましょう。
その上で、外部環境や学生の変化を踏まえ、テコ入れ対象を決めます。
テコ入れ対象に対して、具体的にどんな施策が良いのかを検討します。
大学や公共系の機関は現実的な提案が好まれるので、突拍子もない施策案は避けるようにしましょう
いつ頃までに、どれだけ入学者数が改善するかを定量的に算出しましょう。
以上です。

上記はあくまで1つのアプローチであり、コツは山ほどあるんですよね
たった一人で対策するのはかなり無謀なので、先ほど紹介した無料のMyVisionに相談し、模擬面接をしてもらってくださいね。
PwCコンサルティングの中途の最終面接の通過率
PwCコンサルティングの最終面接では、人によっては再度ケース面接が実施されますが、ほとんどは質疑応答が基本です。
PwCコンサルの中途の最終面接の形式
基本的には下記の形式で実施されます↓
形式 | 1:1(面接官1人:あなた) |
---|---|
面接官 | 主にパートナー(役員レベル) |
場所 | 対面が多い |
内容は逆質問が多いです↓
PwCコンサルの中途の最終面接で質問されること
PwCコンサルの最終面接では「逆質問」形式が多く、30〜40分くらいはこれに使われることもザラらしいですね↓
- 何か質問はありますか?(逆質問)
- (優秀な候補者だと判断されると)PwCコンサルの良いところを地味にアピールされる

なお、最終面接を終えると、リファレンスチェックが実施されます↓
詳細はこちら(PwCコンサルティングのリファレンスチェックの内容)で解説しています↓


なお、ミスマッチで転職して早期離職にならないためにも、応募前に一度は社員に会っておいた方がいいです↓
「PwCコンサルに転職できたけど、ネットで見ていた事前情報と全然違う…」
なんてミスマッチが本当に多いのがコンサル業界なんですよね。
「ミスマッチで入社してしまったものの、早期退職すると経歴に傷が付いてしまうので、
なんとか粘って2~3年は働こう…」
なんて考えるのですが、ほぼ間違いなく1年以内に退職することになります。
というのも、ミスマッチで入社して活躍できるほど、コンサルはラクじゃないんですよね。

自分に向いてないコンサル会社やポジションだと、相当きつい毎日になります
だからこそ、事前にPwCコンサル出身者に、下記の内容を教えてもらった方がいいです↓
- あなたの性格や経歴的に、PwCコンサルのどの部署やポジションが合っていそうか
- PwCコンサル出身者だからこそ分かる、超リアルな内情
- PwCコンサル出身者に、PwCのケース面接を突破するコツも教えてもらう(模擬面接もしてもらう)
なお上記を教えてもらうなら、無料のMyVisionが個人的におすすめですね。PwCコンサルへの転職サポート実績がとても多いです。
【公式】https://my-vision.co.jp/
PwCコンサル以外にも、下記の出身者が在籍しているらしいですね↓

PwCコンサルティングの中途採用の応募方法
PwCコンサルティングの中途採用への応募チャネルは大きく3つありますが、個人的におすすめしないものなどを紹介します↓
PwCの公式サイトから中途採用に応募
公式サイトから応募することは、個人的にはあまりおすすめしていません。
というのも、最大の難関であるケース面接の模擬練習ができないので、他の候補者よりも明らかにスキルが劣るからですね。
転職サイトからPwCの中途採用に応募
転職サイト経由での応募もケース面接対策ができないので、全くオススメできません。
エージェント経由でPwCの中途採用に応募
これ一択ですね。ただし注意点は下記です↓
ネームバリューで選ぶ人がたまに居ますが、そうではなく「コンサル業界に特化したエージェントかどうか」で選んでくださいね。
以前、私も色んなエージェントを使いましたが、コンサル業界に特化していないと、ケース面接対策もできない&業界に詳しくないので全く頼りにならないんですよね。
わりとおすすめなのは無料のMyVisionですね。PwCコンサルティングへの転職サポート実績がとても多いです。
【公式】https://my-vision.co.jp/
なお、PwCコンサルティングへの転職でおすすめのエージェントは詳しくはこちらで解説しています。
PwCコンサルティングの企業情報
PwCコンサルティングの企業情報は下記です↓
会社名 | PwCコンサルティング合同会社 |
---|---|
代表 | 代表執行役CEO 大竹 伸明 |
社員数 | 約11,500人(2023年時点) |
所在地 | ◯東京 〒100-0004 東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi One タワー ◯名古屋 〒450-6038 愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4 JRセントラルタワーズ 38F ◯大阪 〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町4‐20 グランフロント大阪 タワー A 36F ◯福岡 〒812-0012 福岡県福岡市博多区博多駅中央街8-1 JRJP博多ビル4F 東京本社は下記↓ |
HP | PwCコンサルティング合同会社 |
事業内容
事業内容は下記↓
PwCのストラテジーコンサルティングは、伝統的な戦略コンサルティングファーム(Strategy&)の強みと、総合コンサルティングファームとしてのDX、M&A・定型・再編含む変革実務に関わる強みを組み合わせ、Practical Strategy(即座に実行できる戦略)の策定、それを起点とした全社トランスフォーメーションを通じて、クライアント企業の「信頼の構築」「ゆるぎない成果」の実現に貢献します。
PwCコンサルティング公式サイト
売上
PwCコンサル単体の売上は公表されていません。ただしグループ全体の売上は下記となっています↓
PwC Japanグループの売上(法定決算ベース/グループ単純合計)

※出処:PwCコンサルティング公式サイト
社員数の推移
PwCコンサルは社員数がどんどん拡大しています↓

※出所:PwCコンサルティング公式サイト
年収
PwCコンサルは20代で1,000万円も可能であり、30代では2,000万円も目指せるような環境ですね。
※参考:PwCコンサルティングの年収
求める人物像
PwCコンサルティングが求める人物像はこちらで解説しています。
向いている人
PwCコンサルティングが向いている人はこちらで解説しています。
まとめ:PwCコンサルの中途面接とWebテストの選考フロー
- PwCコンサルの選考フローは「書類選考→Webテスト→人事面接→ケース面接→最終面接」
- 最大の難関はケース面接であり、対策しないとまず落ちる(一般的に中途の通過率は20〜30%)
- なお、PwCへの転職なら無料のMyVisionが割とおすすめですね。PwCコンサルへの転職サポート実績がとても多いです