【元コンサルが解説】KPMGの中途面接とWebテスト(適性検査)の対策

KPMGコンサルティングの中途面接は書類選考と適性検査としてWebテストが実施された後、ケース面接を含めた面接が1〜3回あります

面接で質問されることは一般的なものが多いですが、ロジカルさをガッツリ求めてくる企業なので注意(他コンサルよりも厳しくチェックされる)

※なおケース面接は確実に実施されるので、「出題されない」なんて言っている情報は絶対信用NGですよ

私について
  • 経歴:事業会社→最終選考落ち→2年後、リベンジで転職成功
  • 私の失敗談も含め、KPMGに転職するコツを解説します

※なお社会人経験が3年未満の人は、第二新卒の枠を使えます(参考:KPMGの第二新卒採用の選考フローと体験談

気になるところから読む↓
お問い合わせはサポートフォームへ。厚生労働大臣の有料職業紹介の許可番号:13-ユ-316499

KPMGコンサルティングの中途の選考フロー

KPMGコンサルティングの中途採用の選考フローは、書類選考と適性検査(Webテスト)の後に、1〜3回の面接が実施されます

KPMGコンサルティングの中途の面接回数

KPMGコンサルティングの中途採用の面接回数は基本的には3回です。ただし、大手コンサル(Big4やアクセンチュアなど)出身者は書類選考と適性検査が免除され、面接も1回のみということもあります。

※なお、大手コンサル出身でも第二新卒採用(社会人経験が3年未満/経験社数2社以下)の場合は、2〜3回の面接が実施される可能性が高いです

対象面接回数
コンサル未経験者2〜3回
大手コンサル出身者(第二新卒は除く)1回だけの場合もある
大手コンサル出身者(第二新卒)2〜3回
KPMGコンサルティングの中途採用の面接回数

KPMGコンサルティングの書類選考の通過率

KPMGコンサルティングの書類選考の通過率は30%くらいと言われています。KPMGは少数精鋭のコンサル会社なので、書類選考の時点で学歴や経歴をしっかりチェックされるからですね。

KPMGコンサルティングの中途の適性検査はWebテスト

KPMGコンサルティングの中途の適性検査はWebテストが実施され、種類はSPIが出題されることが多いです。ボーダーは7割くらいと言われています。

SPIは下記の内容で構成されています↓

  • 言語分野(国語)
  • 非言語分野(数学)
  • 構造的把握力(地頭の良さを確認する問題)
  • 性格検査

※なお職種によっては英語力を確認するテストもあります。

対策本でおすすめは「これが本当の転職者用SPI3だ!」ですね。新卒向けのSPIではなく、転職用に特化しています。

さて、Webテストよりもガッツリ対策すべきは面接です↓

KPMGコンサルティングの中途面接で質問されること

KPMGコンサルティングの中途面接で質問されることは一般的なものが多いですが、回答にはロジカルさが高いレベルで求められます。

具体的には、過去に下記の質問がされています↓

代表的なものだけ、回答例とコツを紹介しますね↓

KPMGの中途面接の質問①:
志望動機を教えてください

志望動機は書類選考で提出した内容で最終面接まで一貫して確認されるので、矛盾が生じないように入念に作り込んでおくことが大事です。

「なぜ?」を3〜5回繰り返しておくと、面接官に踏み込んで質問されても耐えられる内容になるのでオススメです

回答

回答例

私が御社を志望する理由は、社外向けのコンサルティングをしたいと考えたためです。私は現在、経営企画室で働いており、そこでは社内やグループ会社向けにある種コンサルのような立ち回りをしております。

しかし社内向けコンサルはクライアント向けのコンサルと比較し、立ち回りもコンサルティングのテーマも限定的だと感じたため、総合コンサルティングファームである貴社を志望しました。

回答のコツ

回答例では志望理由を1つしか紹介していませんが、2つくらい用意しておくとベター。あるいはもう少しストーリーに厚みを持たせると、面接官の納得が得られやすいですね。

KPMGの中途面接の質問②:
これまでの職務経験で得たスキルのうち、最もアピールできるものを教えてください

この質問は「KPMGに入社後に、どんなプロジェクトで活躍できるか?」を検討することが目的。

特にKPMGの中途採用は即戦力を求めている傾向が強いので、「やる気はあります!」みたいな回答はNG。

回答

回答例

私はこれまでの業務経験を踏まえ、カスタマーサクセス領域におけるコンサルティングのスキルが得られたと感じております。

というのも、私は新卒から6年間、一貫してカスタマーサクセス部門に勤務してきました。新卒2年目までは現場でカスタマー対応を実施し、3年目以降は現場スタッフの指揮リーダーとして働き、5年目からはマネージャーとなりました。

マネージャーになってからは、それまで担当していたプロダクトAに加え、プロダクトB〜Dを横断して担当しました。

具体的には解約率の低下を目標としたプロジェクトや、既存顧客の契約数の拡大施策などに取り組んできました。



御社ではカスタマーサクセスに関するプロジェクトが常に存在し、人員も募集されているとエージェントから伺っております。

そのため、私の経験は御社のプロジェクトワークにおいて微力ながらも貢献できるのではないかと考えております。

回答のコツ

スキルをアピールすることは重要ですが、恐らく目の前の面接官(現役のコンサルタント)が求めるレベルには及ばない可能性がある(または、信憑性を伝えきれない可能性がある)ので、謙虚さもアピールしておくとGoodです。

自信があるのは良いことですが、「一緒に働いた時に指示を聞かなそう」と思われるとマイナスになるからですね

KPMGの中途面接の質問③:
希望年収のロジックを教えてください

この質問は厄介で、

「あなたのスキルと経歴に見合った妥当な年収額」を、
客観的&数値的に面接官に納得させなければいけない

ハッキリ言って難しすぎますよね笑

そもそも、コンサル転職は希望年収が高すぎると落とされるリスクがあるので注意です。



「ミスマッチ」ということで、金額交渉とかされずに落とされるんですよね。

実際、私が落ちた時は自分一人で直接応募したんですが、
リベンジした時にエージェントにそのことを伝えると「希望年収が高すぎたことも落ちた原因の1つではないか」とのことでした

なおエージェント経由で応募していれば、いい感じに年収交渉をしてくれるので「希望年収は?そのロジックは?」なんて質問を直接される可能性が低くなります

※エージェントはKPMG側と関係が構築されているので、希望年収を伝えておけば「できるだけ高く、でもKPMGに落とされない金額」で交渉してきてくれます

なお、低めの金額を伝えるのもアリですが、仮に希望年収を「600万円」と伝えたとして、
もしKPMG側からのあなたに対する評価が「720万円」だったら?
その時点で、120万円も損失ですよね。しかも翌年以降で120万をUPさせるのは簡単ではありません。


だからこそ、落とされることを恐れて希望年収に悩むよりも、年収交渉はエージェントに任せてしまうのがどう考えても合理的なんですよね。

なお、KPMGへの転職サポートなら、先ほど紹介した無料のが個人的にはおすすめです。

KPMGと繋がりができており、KPMGへの転職サポート実績がかなり豊富ですね。

【公式】https://my-vision.co.jp/

口コミもとにかくめちゃくちゃ良いので、個人的にはここ一択だなと↓

面談や面接練習も合計すると10回近く実施していただき、その度にフィードバックをいただくことで、回を追うごとに自分の考えがブラッシュアップされていくのを感じました。
他社のエージェントさんも複数利用させてもらいましたが、ここまで手厚いサポートをいただけたのは初めてでした

※引用:Googleの口コミ

未経験・事業会社からの転職であったため、業界知識がなく、1からコンサル業界についてご教示いただきました。
通過時には、自分事のように喜んでくださり、本当に嬉しく思いました。

※引用:Googleの口コミ

これまでいくつかのエージェントを利用しましたが、先方からここまで密にコミュニケーションをとっていただけたのは初めてだった。大変感謝いたします!

※引用:Googleの口コミ

面接練習に関しては週に何度も実施いただきました。その度に一緒に回答について考えて下さり、的確なアドバイスをいただきました。
なんでも話しやすい方で、本音で向き合っていただき、着いて行くだけで転職が成功したような感覚です。
周りでコンサル転職を考えてる人がいたら間違えなく勧めますし、私が次の転職をするなら再度お願いしたいです

※引用:Googleの口コミ

・コンサル業界の動向、各ファームの強み・弱み、違いに関してはかなり専門的な知見をお持ちだと感じられた。
想定問題集やケース面接に関しては細かい部分までしっかりと対策を取り組み、何度もアドバイスをいただいた。
・選考プロセスにおいては、今までの面接問題集や候補者のフィードバックを共有してくださり、とても参考になります。

多大な支援をいただき本当にありがとうございました!

※引用:Googleの口コミ

【公式】https://my-vision.co.jp/

KPMGコンサルティングの中途面接を対策するコツ

私の経験上、KPMGコンサルティングの中途面接を対策するコツは下記の2つです↓

サクッと解説します↓

ロジカルな回答を常に意識する(他のコンサルファームよりも高いレベルで)

KPMGコンサルティングはとにかくロジカルさを高いレベルで求めてくるので、エージェントから過去の質疑応答データを貰い、転職成功者の模範回答のレベル感を把握しておいた方がいいです。

実際、私は一度落ちてからリベンジで転職しましたが、初回は直接応募で、リベンジの時はエージェント経由でした。

直接応募なんてしていた頃の自分に下記の質問をぶつけてやりたいです↓

  • KPMGコンサルティングが選考通過を判断しているポイント&それをどんな質問で判断するかを知らなくて大丈夫?
  • KPMGコンサルティングの面接で好まれる回答のパターンは知ってる?
  • 他のコンサル会社よりも高いレベルでロジカルさを求められるけど、ちゃんとレベル感を把握できてる?
  • KPMGの1次面接で確実に実施されるケース面接はちゃんと模擬面接した?まさか本だけで対策しようとしてない?
  • 直接応募だと希望年収を面接で質問される可能性があるけど、いくら位と回答すべきか分かってる?自分のスキル以上の年収を希望すると容赦なく落とされるよ?

本当にこれなんですよね。マジで全然分かっていなかったです。私はロジカルさには自信がありましたが、それでも落ちました。

でも数年後にリベンジ合格した際は、応募した時点で↑について全て理解していました。

エージェントに全て教えてもらって対策していたので、そりゃ合格しますよね。

「これ進◯ゼミでやったところだ!」状態だったので、
どの面接も終わった時点で「これは面接突破しただろうな」と確信していました

結果的に年収は20代で800万前後になりました。KPMGコンサルティングは30歳くらいで平均年収1,000万円を貰う人がザラにいるので、本当に年収が高い環境でしたね。

わりとおすすめなのはで、KPMGへの転職サポート実績がとても多いです(もちろん完全無料で利用できるエージェント)

【公式】https://my-vision.co.jp/

KPMG以外にも下記への紹介実績があるみたいですね↓

MyVisionの紹介実績企業



数年前に知りたかった

「エージェントを使って応募すると、こんなにネタバレしてくれるのかよ…」と、むしろ悔しかったですね。

初めて応募して落ちた時も、もしこれを知っていれば、絶対に初めからエージェントを使ってました(どうせ無料ですし)

直接応募よりも、エージェントにネタバレしてもらって応募した方がどう考えても内定しやすいに決まってますよね。



さて、コツの2つ目はケース面接対策です↓

KPMGの中途のケース面接対策を重点的にする

KPMGコンサルティングの中途のケース面接では、一般的なビジネスケースの問題や、フェルミ推定が出題されます。

KPMGコンサルティングの中途のケース面接で聞かれた質問例
  • 日本にあるマンホールの数は?
  • 現職の企業の売上を2倍にするには?
  • 業界Aの市場規模を算出してください

よくあるフェルミ推定だなと油断は禁物。口酸っぱく言ってしまいますが、KPMGは定量的に筋の通ったロジカルな説明を、他のコンサルファームよりも明らかに高いレベルで求めてきます

そのため回答後も、面接官(現役コンサル)からグイグイ突っ込まれ、定量的な回答を求められます。

だからこそ、エージェントと高いレベルでの模擬ケース面接を実施しておいた方がいいです。


実際、私が落ちた時はケース面接をAmazonでポチった本でしか対策しませんでした(自信があり、少し舐めてました)

その数年後にリベンジ合格するわけですが、リベンジの際はエージェントとケース面接練習をしていたので、かなり自信を持って回答できました(回答した時点でこれは通過したな、と確信するほど)

なおコンサル業界への転職にはエージェントのサポートが必須ですが、KPMGの対策には完全無料のが割とおすすめですね。

【公式】https://my-vision.co.jp/


KPMGコンサルティングの中途面接の対策の注意点

私は10社以上のエージェントを使い、コンサル業界に特化していないエージェントとも会話したことが何度かありますが、
「これではコンサルの対策できないよ…」と感じ、時間を無駄にしたなーと思っていました

なおはコンサル業界に特化しているので、わりとおすすめです(もちろん完全無料で利用できるエージェント)

実際、下記のコンサルファーム出身者が多数在籍しているみたいなので、かなりレベルの高い模擬ケース面接をしてくれます↓

コンサル出身者が多いMyVision

【公式】https://my-vision.co.jp/

KPMGコンサルティングの中途の最終面接

KPMGコンサルティングの中途採用の最終面接の形式は下記です↓

形式1:1(面接官1人:あなた)
場所対面が多い
面接官パートナー(役員レベル)
KPMGコンサルティングの中途の最終面接の形式

KPMGコンサルティングの最終面接の通過率

KPMGコンサルティングの最終面接の通過率は8割ほどです。大きなミスをしなければ通過できますが、油断したら普通に落とされるので注意。

KPMGの中途の最終面接で質問されること

KPMGコンサルの最終面接では、内定と判断されると配属プロジェクトの調整のような時間になることがありますね↓

  • なんでも質問してください(逆質問)
  • (内定と判断されると)いま取り組んでいるプロジェクト内容を説明される(配属先の調整みたいなイメージ)

まとめ:KPMGコンサルティングの中途面接とWebテスト(適性検査)の対策

まとめ
  • KPMGの中途の適性検査はWebテストが実施され、SPIが出題される
  • KPMGの中途面接は突破が難しく、質疑応答のレベル感を把握し、模擬ケース面接を絶対にしておいた方がいい
  • 対策するなら、無料のが個人的におすすめ(KPMGへの転職サポート実績がとても多い)

※関連:KPMGコンサルティング公式サイト


運営者情報

当サイトは、厚生労働省から有料職業紹介事業の認可を取得した株式会社Citruth(本社:東京都中央区)が運営しています。

社名株式会社Citruth
事業内容有料人材紹介事業
本社所在地〒104-0061
東京都中央区銀座1-12-4N&E BLD.7階
店舗〒103-0003
東京都中央区日本橋横山町7-19 第35イチオクビル3F 3-7号室
資本金5,000,000円
設立2024年1月
法人番号7010001241593(国税庁法人番号公表サイト
経済産業省(gBizINFO)
厚生労働省
有料職業紹介事業 許可番号
13-ユ-316499
人材サービス総合サイト
厚生労働省
特定募集情報等提供事業 届出受理番号
51-募-001189
人材サービス総合サイト
株式会社Citruthの会社概要

転職サポートをご希望の場合、下記からお問い合わせください

転職相談をする

※現在、新規のお申し込みを停止しております。お問い合わせには返信できかねますのでご注意ください。

このフォームに入力するには、ブラウザーで JavaScript を有効にしてください。
(例)「20XX年〜20XX年:XXX社においてXXXプロジェクトに従事。プロジェクトリーダーとしてXXX」
当社サービス利用規約への同意
気になるところから読む↓