ベイカレント・コンサルティング社員へのインタビューをもとに、評判や気になる噂について解説します↓
- 経歴:事業会社→コンサル転職にチャレンジし最終選考落ち→数年後、外資コンサルへ転職成功→現在は独立
- 私自身の失敗談も含め、ベイカレント社員へのインタビューも含め解説しますね
なお、ベイカレント・コンサルティングの中途の難易度が高い理由(転職難易度)は下記で解説しています↓
ベイカレント・コンサルティングは激務でやばいからやめとけと言われる理由
ベイカレント・コンサルティングがやばいからやめとけという噂の背景には激務さがあります。
しかし現在は働き方改革に注力し、かなりホワイトになっているので「やばいからやめとけ」という噂は過去の話を引きずっていることになります。
ベイカレントが激務になる時期
ベイカレントはプロジェクトの開始時や終了前、トラブル発生時に忙しくなりがちです。
具体的には下記です↓
- プロジェクト開始前(インプットのため)
- プロジェクト終盤(納品作業のため)
- プロジェクト炎上時(トラブル対応)
ただし、月の残業時間の上限は45時間に設定されており、平均で20時間前後と言われています。
コンサル会社の中でもかなりホワイトな働き方であり、下記の働き方改革に取り組んでいます↓
ベイカレント・コンサルティングが取り組む働き方改革
ベイカレントでは下記の取り組みにより、働きやすい会社を実現しています↓
働きやすい環境作り①:
残業規制
残業の上限時間は月あたり45時間であり、かなり厳格に管理されています。なお、平均残業時間は20時間前後と言われています。
実際、健康経営優良法人として認定されています↓
※出所:ベイカレント・コンサルティング「2023年2月期 通期決算説明会資料」
働きやすい環境作り②:
セクハラの予防
ベイカレントではセクハラ予防のため、かなり厳しいルールが設定されています↓
働きやすい環境作り③:
子育て環境の整備
ベイカレントは子育てサポート企業として認定されています。
実際、男性労働者の育児休業取得率は87.7%と公表されています(ベイカレント・コンサルティング「2024年2月期 有価証券報告書」より)
※出所:ベイカレント・コンサルティング「2023年2月期 通期決算説明会資料」
さて、そんなベイカレントの平均勤続年数は↓
ベイカレントにクビはあるのか
ベイカレント・コンサルティングでは基本的にクビになることはありません。
もちろん、社内規定などに違反すれば解雇はあり得ますが、いわゆるUP or OUTのような文化は薄いコンサルティングファームと言われています。
活躍できていない社員がいた場合、研修や資格取得によるスキルアップをサポートする社風もありますね。
※詳細:ベイカレントの豊富な社内研修
ベイカレントは後悔するのか
イカレントで後悔する理由には、主に下記が挙げられます↓
- 主体性が無さすぎる人は居心地が悪い可能性があるから(向上心が高い人が多い)
- Big4やアクセンチュアと比較してシステム案件少ないから(戦略案件は多い)
- 平均年収がとても高いため、ベイカレントから転職する際に年収UPしにくいから
- 激務な時期があるから
その他、ベイカレントの悪い評判
ベイカレントは勤続年数と離職率はやばいのか
ベイカレント・コンサルティングの平均勤続年数は3.2年と公表されています。
離職率は非公開ですが、勤続年数が3年というのはコンサル業界では一般的な数字です。
なお、平均年齢は31.4歳です。
※出所:ベイカレント・コンサルティング「2024年2月期 有価証券報告書」
その他、悪い評判は下記です↓
やばい?ベイカレント・コンサルティングの悪い評判
ベイカレント・コンサルティングの悪い評判として代表的なものは下記です。
1つずつサクッと解説しますね↓
ベイカレントの気になる評判①:
システム案件が多くない
あくまでBig4やアクセンチュアと比較した場合ですが、システム案件が多くはありません。
逆に戦略案件は豊富にあるので、そうした経験を積みたい人にはむしろ最高な環境ですね。
ベイカレントの気になる評判②:
原則出社の方針
2023年4月から原則出社となったため、基本的にリモートワークではありません。
とはいえ、未経験からコンサルを目指す人にとってリモートワークは逆効果になりがちなので、修行の意味でも成長するには良い環境だなと個人的には思います。
ベイカレントの気になる評判③:
マネージャー人材が不足
コンサルタント社員が急増したことにより、相対的にマネージャーが足りていないと言われています。
実力がある人にとっては昇進しやすいチャンスですね。
※参考:コンサルタント数の推移↓
※出所:ベイカレント・コンサルティング「2024年2月期 通期決算説明会資料」
ベイカレントの気になる評判④:
社内研修が負担になることも
中途社員が増加したことにより、現場社員によるリアルな社内研修を増やそうという流れがあります。
そのため実力のある社員は、その研修担当として普段の業務と並行する場面があるようです。
とはいえ未経験で入社した人にとっては、現場社員が研修してくれるのでありがたい制度ですよね
ベイカレントはコンサル未経験者向けの研修にかなり注力しているので、次で解説します↓
ベイカレント・コンサルティングの良い評判【勝ち組】
勝ち組と噂されるベイカレント・コンサルティングの良い評判は下記です。
サクッと解説します↓
ベイカレントの良い評判①:
コンサル未経験者向けの研修に注力
ベイカレントはコンサル社員を積極的に採用しているため、優秀な社員を増やすべく、未経験者向けの研修もかなり力を入れています↓
研修制度
本人の意思次第で研修やオンライン学習に参加できるようです↓
- 新規入社者向け研修
- コアスキル研修:論点/仮説思考、リサーチ、分析/問題解決基礎 等
- 専門スキル研修:戦略、デジタル、オペレーション、テクノロジー
- 業界別研修:金融、通信、ハイテク、製造、流通・小売、メディア・コンテンツ、エネルギー、公共 等
キャリアサポート制度
資格取得の参考書代や受験代は会社が負担してくれます↓
資格取得補助制度、社外研修費用補助、英会話スクール費用補助、英語力アセスメント受験補助、キャリアカウンセリング制度
実際、決算資料でも人材育成を強化する方針が記載されており、専門の部署も新設されます↓
※出所:ベイカレント・コンサルティング「2024年2月期 通期決算説明会資料」
ベイカレントの良い評判②:
ワンプール制のため、多様なプロジェクトを経験できる
他のコンサル会社では、業界やテーマによって部署を分割するのが一般的ですが、
ベイカレントでは分割せずに1つの部署にまとめています(ワンプール制)
そのため、
- 所属組織ではなく、本人の希望や経験をもとに配属が決まるので、多様なプロジェクトを経験できる
- 「興味のあるプロジェクトが他部署にあるから、人事異動しないと配属できない」といった手間が不要
- 現在配属しているプロジェクトの上司や同僚、クライアントが苦手なら、すぐにプロジェクト変更すればOK(上司ガチャ対策)
「コンサル以外に転職しても、どこでも通用するスキルを身に付けたい」という人には最高な環境ですよね。
また「コンサルとして経験を積みたいけど、業界やテーマは決まっていない」という人にぴったりな制度ですね
ベイカレントの良い評判③:
安く受注し、高く社員へ還元する社風
ベイカレントは独立組織なので、外資系企業のようにグローバル本社への管理フィー等を支払う必要がなくコストカットできています。
これにより相対的に安い金額で受注することができるため、営業力が強いと言われています。
にも関わらず、外資系コンサルファームと比較してもかなり高い給与水準なので「安く受注し、高く社員へ還元する社風」の会社なんですよね。
またベンチャー気質なので、新人にも大きな裁量が与えられることが多いと言われています。プロジェクト運用、提案、顧客接渉までやらせてくれるなど。
ベイカレントの良い評判④:
コンサルには営業ノルマがない
一般的なコンサル会社では、昇進していくと営業ノルマが割り当てられます。
一方でベイカレントは営業部署とコンサル部署が別組織として存在しているため、コンサルタントは営業ノルマを気にせず働くことができ、スキルを磨き続けられる環境となっているようですね。
ベイカレントの良い評判⑤:
年収が高く、ホワイトな働き方
先ほども少し解説しましたが、ベイカレントの平均年収は1,074万円(平均年齢は31.4歳)と公表されています(ベイカレント・コンサルティング「2024年2月期 有価証券報告書」より)
また平均以上の評価を得ると、3桁万円も昇給できます。
実際、30歳で年収1,000万円は固く、35歳では1,500万円も目指せると言われています。
これ、総合コンサルファームの中でもトップクラスの給与水準です。
給料が高すぎるため、Big4やアクセンチュアに転職しても年収が上がらないことがあるほど。
これほど高い年収にも関わらず、
残業の上限時間は月あたり45時間で、平均残業時間は20時間前後と言われています。
ベイカレントとアクセンチュアはどっちにすべきか
ベイカレントとアクセンチュアはどっちにすべきかは、下記の視点で検討すると良いです↓
テーマ | ベイカレント | アクセンチュア |
---|---|---|
組織の特徴 | ワンプール制のため、多様なプロジェクトを経験しやすい | 業界やテーマで分かれており、専門性を磨ける |
案件の傾向 | システム案件よりも戦略案件が多い | システム案件も豊富 |
リモートワーク | 基本的になし | プロジェクト次第で可能 |
なお、ベイカレントとアクセンチュアのどちらも私の経験上、直接応募は全くおすすめしてません↓
公式サイトなどから直接応募する問題点は面接対応力が低すぎるという点です。
実際、私は一度落ちてからアクセンチュアにリベンジで転職できましたが、初回は直接応募で、リベンジの時はエージェント経由でした。
直接応募なんてしていた頃の自分に下記の質問をぶつけてやりたいです↓
- ベイカレントやアクセンチュアが選考通過を判断しているポイント&それをどんな質問で判断するかを知らなくて大丈夫?
- ベイカレントやアクセンチュアの面接で好まれる回答のパターンは知ってる?
- ベイカレントやアクセンチュアの1次面接でほぼ必ず実施されるケース面接の通過率は20~30%らしいけど、ちゃんと模擬面接した?まさか本だけで対策しようとしてない?
- 最終面接前に希望年収をメールで質問されるけど、いくら位と回答すべきか分かってる?自分のスキル以上の年収を希望すると容赦なく落とされるよ?
本当にこれなんですよね。マジで全然分かっていなかったです。私は就活の経験を踏まえ面接に自信がありましたが、それでも落ちました。
でも数年後にリベンジ合格した際は、応募した時点で↑について全て理解していました。
「これ進◯ゼミでやったところだ!」状態だったので、
1次面接が終わった時点で「これは面接突破しただろうな」と確信していましたし、
最終面接中に「ぜひ一緒に働きましょう」と面接官から打診されたほど圧倒して内定できました
結果的に年収は2倍になり、20代で800〜900万円くらいになりました。
もちろん20代で1,000万円貰う人もゴロゴロ居るのと、上司は2,000〜3,000万とか貰っている人がザラなので、本当に年収が高すぎる環境でした。
なおリベンジ合格した際は転職エージェントを使いました。先ほど少し解説しましたが、
- ベイカレントやアクセンチュアの面接はどんな回答をすると通過しやすいか?好まれる回答のパターン
- 難関であるケース面接を突破するコツ&模擬ケース面接の経験
- 最終面接前に希望年収をメールで質問された際に、いくらと回答すれば落とされないか
とか、全部教えて貰ったのでそりゃ合格しますよね。
わりとおすすめなのはMyVisionで、ベイカレントとアクセンチュアへの転職サポート実績がかなり多いです(もちろん完全無料で利用できるエージェント)
【公式】https://my-vision.co.jp/
ベイカレントやアクセンチュア以外にも下記への紹介実績があるみたいですね。
「エージェントを使って応募すると、こんなにネタバレしてくれるのかよ…」と、むしろ悔しかったですね。
初めてアクセンチュアに応募して落ちた時も、もしこれを知っていれば、絶対に初めからエージェントを使ってました(どうせ無料ですし)
直接応募よりも、エージェントにネタバレしてもらって応募した方がどう考えても内定しやすいに決まってますよね。
また、一度落ちてからリベンジ入社するまでの期間、前職ではアクセンチュアほどの年収は貰えなかったのでその期間の分だけ年収を損したなーと考えると悔しいです。
※なお、一度落ちると数年はリベンジできません。普通に書類で落とされます
なお、コンサル業界を専門としているエージェント以外は使わないでください。
CMでよく見る大手エージェントはコンサル業界に全然詳しくないので、選考対策のコツとかベイカレントやアクセンチュア対策のポイントを知っていません。
私は10社以上のエージェントを使い、コンサル業界に特化していないエージェントとも会話したことが何度かありますが、
「これではコンサルの対策できないよ…」と感じ、時間を無駄にしたなーと思っていました。
なおMyVisionコンサル業界に特化しているので、わりとおすすめです(もちろん完全無料で利用できるエージェント)
【公式】https://my-vision.co.jp/
ベイカレント・コンサルティングの会社概要
参考として、ベイカレント・コンサルティングの会社概要を紹介しておきます↓
社名 | 株式会社ベイカレント・コンサルティング |
---|---|
代表者 | 代表取締役 阿部 義之 |
事業内容 | 経営、オペレーション、ITに関するコンサルティング、および実行支援 |
所在地 | 〒106-0041 東京都港区麻布台1丁目3-1 麻布台ヒルズ森JPタワー |
資本金 | 282百万円(2024年2月) |
設立 | 2014年4月18日 |
連結従業員数 | 4,761名(2024年4月時点) |
HP | 株式会社ベイカレント |
その他、下記を解説します↓
ベイカレントの売上とコンサルタント数
ベイカレントは売上とコンサルタント数が大幅に拡大しています↓
※出所:ベイカレント・コンサルティング「2024年2月期 通期決算説明会資料」
ベイカレントの給与制度
ベイカレントは年俸を14分割し、12ヶ月分は毎月支給、残り2ヶ月分は賞与として6月と12月に支給されます。
なお評価が高ければ、年俸の最大20%が賞与に加算されます。
ベイカレントの評価制度
ベイカレントでは、コンサルタント社員の評価は専属の案件担当者(営業を兼務している社員)が実施します。この案件担当者に、自身のプロジェクト希望なども伝えることができます。
なお、絶対評価で給与が決まるので、同僚との競争に巻き込まれ過ぎず、仕事に真意に向き合える仕組みとなっています。
ベイカレントの福利厚生
ベイカレントの福利厚生と休暇については下記です↓
社員持株会、各種社会保険完備、全社パーティー、自社健康保険組合、健康診断・人間ドック、カフェテリアプラン、ベビーシッター費用補助制度、企業主導型保育園、企業型確定拠出年金制度 等
カフェテリアプランでは、ポイントが年間5万ポイントも付与されるので、旅行や日用品を購入する人が多いようですね。
夏期休暇、年末年始休暇、年次有給休暇、代休、シックリーブ、特別休暇、慶弔休暇、介護休暇、子の看護休暇、生理休暇、産前産後休業、育児休業、介護休業、私傷病休職
なお、シックリーブ(傷病休暇)は年間で10日も付与されます(有給とは別で使えます)
ベイカレント・コンサルティングのプロジェクト事例
ベイカレント・コンサルティングのプロジェクト事例として、公式で下記が紹介されています↓
※出所:ベイカレント・コンサルティング「2023年2月期 通期決算説明会資料」
なお、面接突破のコツはベイカレントの中途のWebテスト(適性検査)と面接とケース面接のコツで解説しています。
また、もしベイカレントからスカウトメールが届き、カジュアル面談の依頼があった場合は「ベイカレントとカジュアル面談すると」の記事を参考にしてくださいね。
まとめ:ベイカレントはクビと激務で後悔するからやばいのか?中途の年収も解説
- ベイカレントの平均年収は1,074万円(平均年齢は31.4歳)
- 残業の上限時間は月あたり45時間で、平均残業時間は20時間前後
- 業界やテーマで部署を分割していないので、多様なプロジェクトを経験しやすい
- コンサル未経験者向けの社内研修にかなり注力している
- なおベイカレントに転職するなら無料のMyVisionが割とおすすめ。ベイカレントと繋がりが強く、転職サポート実績がかなり多いです