EYストラテジー&コンサルティングは激務だからやめとけという噂は過去の話であり、現在は働き方改革により、ワークライフバランスが整備されています。
この記事では、退職理由や働き方のリアル、その他の評判を元社員へのヒアリングを元に紹介しますね↓
なお、EYストラテジー&コンサルティングの転職難易度は下記で解説しています↓
なお、私の体験談をもとにしたEYに転職する際の注意点やコツは後半のこちらで解説しています
EYはやめとけと言われる理由
EYはやめとけという評判がある背景には、システム開発を外注する点、激務さ、年収の高さがあるようです。
具体的には、下記の理由で退職する人が居るようです↓
簡単に紹介します↓
EYの退職理由①:システム開発を外注するためコミュニケーションコストになる
EYストラテジー&コンサルティングでは基本的にシステム開発を外部ベンダーに発注することになるので、どうしてもコミュニケーションの負担がかかるという口コミは耳にします。
このため、その負担を考慮するとやめとけという意見もあります。
EYの退職理由②:激務になる時期があるため
EYストラテジー&コンサルティングが激務だからやめとけという噂は過去の話であり、現在は働き方改革により改善しています。
ただしコンサルとして働く以上、忙しくなる時期はどのコンサル会社でも必ず発生すると思います
リアルな働き方や激務さについて、下記を紹介しますね↓
EYの労働時間
EYストラテジー&コンサルティングの所定労働時間は7時間です。そのため残業がない日はプライベートとのバランスがとりやすくなっています。
8時間労働に換算すると、残業は月に20時間前後と言われており、コンサル会社としてはかなりホワイトな働き方になっています。
・所定就業時間:午前9時30分から午後5時30分
・休憩時間:午後1時から午後2時
※業務都合によりフレックスタイムの適⽤及び時間を変更することがある
出所:EYストラテジー&コンサルティング募集要項
EYが激務になる時期
ホワイトな働き方がしやすくなっているEYストラテジー&コンサルティングですが、とはいえ下記の時期は忙しくなりがちです↓
- プロジェクトの開始前(事前のインプットやリサーチなど)
- 最終報告会の直前(納品資料の作成のため)
- プロジェクトの炎上時
とはいえプロジェクトは6〜9ヶ月単位で実施されることが多いので、上記のような忙しい時期は年間を通しても多くありません。
働き方改革によるワークライフバランスの事例
EYストラテジー&コンサルティングの働き方改革の事例として、公式サイトでは下記が紹介されています。
女性シニアコンサルタントの事例(出社)
出所:EYSC公式サイト
女性シニアコンサルタントの事例(在宅勤務)
※出所:EYSC公式サイト
上記の事例を見ると、単に労働時間が短くなっているだけでなく、リモートワーク&フレキシブルな働き方が実現できていることが分かりますね
なお、出社する場合は下記がオフィスです。めちゃくちゃ綺麗です↓
EYの退職理由③:平均年収が高いので転職先に困る
EYストラテジー&コンサルティングの平均年収は899万円と非常に高いです(参考:openwork)
そのため年収を下げずにEYから転職しようとすると、転職先がかなり絞られてしまう、みたいなことは起こりがちですね。
なお、EYに転職する際の注意点やコツは後半のこちらで解説しています
EYの離職率や勤続年数
EYの離職率や勤続年数は公表されていませんが、ワークライフバランスが改善しているので、離職率は低下し、勤続年数もUPしているのではないかと思います。
なお、コンサル業界は平均で3年以内に転職する人が多いです。
EYの良い評判(社員の声)
EYストラテジー&コンサルティングの良い評判は下記があります↓
- 多様なメンバー&働き方を尊重する文化がある
- 多様な国籍やバックグラウンドを持った人材が活躍している
- 穏やかな人が多い
- 日々のプロジェクトが大変で忙しい中でも、手厚い指導がある
- 配属したいプロジェクトのジャンルを指定できる
- 上長も各メンバーの性格や適性を見ながらアドバイスや成長のヒントをくれる
- 出産・育児での休暇・休業の取得率が高い
- 個別のキャリアや成長機会について考えてくれる面倒見の良い方が多い
- グローバルも含め横の連携が取りやすい環境
サクッと解説します↓
EYの良い評判①:
多様なメンバー&働き方を尊重する文化がある
EYストラテジー&コンサルティングでは下記の数値が公表されており、性別や国籍、障がいの有無を問わず様々なメンバーが活躍しているようですね↓
管理職における女性比率:35%(2022年)
BIG4で唯一、働きがいのある会社ベスト100(Fortune誌)に24年連続選出
※出所:EYSC公式サイト
EYの良い評判②:
多様な国籍やバックグラウンドを持った人材が活躍している
日本法人単体でも、多国籍なメンバーが働いているようですね↓
私がEYSCのメンバーとして誇らしく感じているのは、グローバル全体でもEY Japanの中でも、多様な国籍やバックグラウンドを持った人材が活躍しているということです。しかもその1人ひとりに、大きな自由や裁量が認められています。バックグラウンドに関わらず、メンバーそれぞれの能力が発揮されていて、パフォーマンスという共通言語で語られます。だからこその厳しさも当然あります。
※出所:EYSC公式サイト(組織・人材マネジメント シニアマネージャー)
EYの良い評判③:
穏やかな人が多い
EYストラテジー&コンサルティングはBig4の中でも、穏やかな社員が多いと言われています。
ギラギラした社風が苦手な人にとっては、落ち着いて働ける会社だと思います。
EYの良い評判④:
日々のプロジェクトが大変で忙しい中でも、手厚い指導がある
忙しいと指導が雑になりがちですが、EYSCでは手厚い指導をしてくれるようです↓
実際に入社して感じたことは、日々のプロジェクトが大変で忙しい中でも、手厚い指導があり、そこは入社前に感じていたイメージと一致するものがありました。その指導の中で、徐々に仕事を任せてもよいと評価されていくと担当領域を広げて仕事をすることもでき、単に優しい環境というわけではなく、日々成長もできる環境であり、非常にやりがいを感じています。
※出所:EYSC公式サイト:(コンサルタント ※前職:リサーチ会社)
EYの良い評判⑤:
配属したいプロジェクトのジャンルを指定できる
配属するプロジェクトの希望を一切出せないコンサル会社もありますが、
EYストラテジー&コンサルティングでは「こういうジャンルのプロジェクトに配属したい」という旨を人事に指定することができます。
※もちろん、該当するプロジェクトが人員募集していなければ配属は難しいので、タイミング次第です。これはどのコンサル会社も共通ですね
EYの良い評判⑥:
上長も各メンバーの性格や適性を見ながらアドバイスや成長のヒントをくれる
個人の適性をもとにしたアドバイスをしてくれるとのことです↓
いわゆる「Up or Out」のカルチャーでロジカルに詰められるイメージが先行していました。しかし、EYはカウンセリングやオンライン懇親会などを通したコミュニケーションを大事にしており、上長も各メンバーの性格や適性を見ながらアドバイスや成長のヒントをくださることが多く、育成に注力していることを体感しています。
※出所:EYSC公式サイト(コンサルタント ※前職:省庁)
EYの良い評判⑦:
出産・育児での休暇・休業の取得率が高い
下記の数値が公表されており、男女ともに子育てと両立しやすい環境となっているようです↓
※出所:EYSC公式サイト
EYの良い評判⑧:
個別のキャリアや成長機会について考えてくれる面倒見の良い方が多い
社員の声として、EYSCは面倒見が良いという意見があります↓
入社前はコンサルティングファームに対してどこかドライなイメージがありましたが、EYSCはそれぞれ個別のキャリアや成長機会について考えてくれる面倒見の良い方が多く、社内のサポート体制も充実していると感じています。
※出所:EYSC公式サイト(コンサルタント ※前職:SIer)
EYの良い評判⑨:
グローバルも含め横の連携が取りやすい環境
グローバルと密に連携した働き方ができるようですね↓
グローバルも含め横の連携が取りやすい環境であることはEYの魅力のひとつだと思います。入社当初、製造業DXの事例について調査をしていた際に、各国のEYメンバーが協力してくれました。グローバルで助け合う文化が根付いていること、オープンマインドな社員が多いことも、スムーズな部門間コラボレーションを実現している要因だと感じます。
※出所:EYSC公式サイト(テクノロジー・メディア・通信 マネージャー)
だからこそ、エージェントに面接突破のコツを教えて貰っておいた方がいいです。
公式サイトなどから直接応募する問題点は面接対応力が低すぎるんですよね。
私は一度落ちてからリベンジで転職しましたが、初回は公式サイトから自分で応募して、リベンジの時はエージェント経由でした。
コンサル転職ではエージェント活用が必須ですが、それを知らず、
公式サイトから一人で直接応募をしてしまった自分に下記の質問をぶつけてやりたいです↓
- EYが選考通過を判断しているポイント&それをどんな質問で判断するかを知らなくて大丈夫?
- EYの面接で好まれる回答のパターンは知ってる?
- EYの面接でほぼ必ず実施されるケース面接の通過率は20~30%らしいけど、ちゃんと模擬面接した?まさか本だけで対策しようとしてない?
- コンサル転職なんだから、他の候補者は当たり前にエージェントを使って対策してくるのに、自分一人で応募して大丈夫なの?
本当にこれなんですよね。マジで全然分かっていなかったです。私は就活の経験を踏まえ面接に自信がありましたが、それでも落ちました。
でも数年後にリベンジ合格した際は、応募した時点で↑について全て理解していました。
「これ進◯ゼミでやったところだ!」状態だったので、
1次面接が終わった時点で「これは面接突破しただろうな」と確信していましたし、
最終面接中に「ぜひ一緒に働きましょう」と面接官から打診されたほど圧倒して内定できました
結果的に年収は2倍になり、20代で800〜900万円くらいになりました。
EYSCの平均年収は899万円であり、20、30代で1000〜2000万円を超える人もいるので、本当に年収が高すぎる環境でした。
なおリベンジ合格した際は転職エージェントを使いました。先ほど少し解説しましたが、
- EYの面接はどんな回答をすると通過しやすいか?好まれる回答のパターン
- 難関であるケース面接を突破するコツ&模擬ケース面接の経験
- 希望年収を質問された際に、いくらと回答すれば落とされないか
とか、全部教えて貰ったのでそりゃ合格しますよね。
正直、「エージェントを使って応募すると、こんなにネタバレしてくれるのかよ…」と、むしろ悔しかったですね。
コンサル転職にエージェントは必須なので、他の応募者は当たり前にエージェントを使って対策してくるんだから、
たった一人で直接応募よりも、エージェントにネタバレしてもらって応募した方がどう考えても内定しやすいに決まってますよね。
わりとおすすめなのはMyVisionで、EYへの転職サポート実績がかなり多いです(もちろん完全無料で利用できるエージェント)
【公式】https://my-vision.co.jp/
なお、コンサル業界を専門としているエージェント以外は使わないでください。
CMでよく見る大手エージェントはコンサル業界に全然詳しくないので、選考対策のコツとかEY対策のポイントを知っていません。
私は10社以上のエージェントを使い、コンサル業界に特化していないエージェントとも会話したことが何度かありますが、
「これではコンサルの対策できないよ…」と感じ、時間を無駄にしたなーと思っていました。
なおMyVisionコンサル業界に特化しているので、わりとおすすめです(もちろん完全無料で利用できるエージェント)
【公式】https://my-vision.co.jp/
EYとは
EYストラテジー&コンサルティングの概要は下記です↓
名称 | EYストラテジー&コンサルティング株式会社 |
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代表取締役社長 | 近藤 聡 |
所在地(本社) | 〒100-0006 東京都千代田区有楽町一丁目1番2号 東京ミッドタウン日比谷 日比谷三井タワー |
従業員数 | 4,501名(2024年4月1日時点) |
資本金 | 4億5千万円 |
事業内容
コンサルティング対象領域 | 金融、医薬医療、TMT、公共・社会インフラ、エネルギー、消費財・小売流通、自動車、金融 |
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コンサルティングテーマ | 市場・競合分析や顧客調査、データアナリティクス、成長戦略、新規事業戦略、M&A戦略、DX戦略、M&A、組織再編、顧客体験、サプライチェーン、ファイナンス |
EYSCの業績
EYSCが2023年10月02日に発表した業績情報は下記です↓
売上高 | 983億5,832万5,000円 |
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営業利益 | 14億602万4,000円 |
経常利益 | 33億1,567万7,000円 |
純利益 | 34億910万3,000円 (+3.25%) |
総資産 | 381億1,562万6,000円 (+26.95%) |
※参考:官報決算データベース
まとめ:EYは激務だからやめとけの実態(退職理由)
- EYストラテジー&コンサルティングは激務になる時期もあるが、基本的にワークライフバランスは取りやすい
- EYへの転職サポート実績が多いのは無料のMyVisionであり、模擬ケース面接対策を複数回も対応してくれるので、個人的にはおすすめ
なお、EYの中途の適性検査(webテスト)の対策方法はこちらで解説してます