EYストラテジー&コンサルティングの転職難易度は高いです。入社倍率は数十倍と言われており、求める人物像のレベルと選考の難易度も高いためです。
この記事では社員へのヒアリングをもとに、EYストラテジー&コンサルティングに向いている人の特徴や、選考を突破するコツを、下記のパターンごとに解説します↓
- 経歴:事業会社→転職にチャレンジし最終選考落ち→数年後、転職成功
- 私自身の失敗談も含め解説します
未経験からEYストラテジー&コンサルティングへ転職する難易度が高い理由
コンサル未経験でEYストラテジー&コンサルティングの転職難易度が高い理由は下記の3つです↓
- 人気企業であるため倍率が高い
- 面接の難易度が高い
- 求める人物像のレベルが高い
サクッと解説します↓
転職難易度が高い理由①:
人気企業であるため倍率が高い
EYストラテジー&コンサルティングは人気企業であるため、入社倍率は数十倍と言われています。
これにより転職難易度も高いと言われています。
転職難易度が高い理由②:
面接の難易度が高い
入社倍率が高いため、必然的に面接の難易度も高くなります。
特にほぼ確実に実施されるケース面接の突破率は一般的に20〜30%と言われており、対策しなければほぼ確実に落ちます。
突破のコツは後半(EYストラテジー&コンサルティングに転職するコツ)で解説しています
転職難易度が高い理由③:
求める人物像のレベルが高い
EYストラテジー&コンサルティングはBig4の1社であり、クライアント企業も大手企業ばかりです。
そのため業務の難易度が高く、必然的に求める人物像のレベルも高くなっています。
具体的にEYが求める人物像はこの記事のここで紹介してます↓
経験者がEYストラテジー&コンサルティングに転職する難易度
コンサル経験者がEYストラテジー&コンサルティングへ転職する難易度はそこまで高くありません。ただしEYでは英語スキルが必要なので、前職のコンサル会社で英語が不要だった人は注意です。
EYに第二新卒で転職する難易度
第二新卒採用でEYに転職する難易度は高いです。ただし、コンサル経験者がEYの第二新卒採用に転職する難易度はそこまで高くありません。
コンサル未経験の場合でも、ケース面接対策と質疑応答でしっかりとポテンシャルを示せれば十分に採用される可能性はあります。
EYの選考フローと面接のコツは後半で解説しています。
EYストラテジー&コンサルティングが求める人物像
EYストラテジー&コンサルティングの求める人物像は下記です↓
常にクライアントに寄り添い課題解決にこだわりを持つ真のコンサルティングマインドをお持ちの方、
またコンサルティングワークを通して日本の経済やよりよい社会に貢献するEYのパーパスに共感いただけるプラクティショナーの方、
より良い社会の構築や日本の経済に新たな価値をもたらすと言った次世代のコンサルティングにご興味をお持ちの方をお待ちしています。
※引用元:EYSC公式サイト
具体的には下記↓
EYストラテジー&コンサルティングに向いている人
EYストラテジー&コンサルティングに向いている人の特徴は下記です↓
- 落ち着いた性格の人
- 英語が得意な人
- 多国籍なメンバーと共に働きたい人
- コンサル未経験でも、専門スキルや知見を持っている人
- 専門スキルや知見がなくても、地頭が良い人
特に④、⑤について、コンサル未経験でも転職のチャンスはあるので、後半のこちら(EYSCに転職するコツ)で解説しています
なお、EYSCは研修に注力しているので、未経験者でも入社時にスキルを磨くことができます↓
EYストラテジー&コンサルティングの中途の応募条件
EYSCの中途の応募条件として、ほとんどの職種で共通しているのは、
- 日本語スキル必須
- 英語はビジネスレベルだと歓迎
- 大卒以上
上記です。
加えて、職種ごとに細かく条件が設定されています。
さて、具体的な求人情報は下記です↓
EYストラテジー&コンサルティングの求人情報
あまりにも募集職種が多いので、ここでは一例を挙げますね。
※ハッキリ言って、自分一人だけで応募職種を選ぶのは不可能だと思います。第三者へ相談し、ミスマッチが絶対に起きないようにしてくださいね。
詳しくは後半のこちら(応募ポジションは第三者に相談する)で解説しています
なお、下記の部署で多様な職種が募集されていました↓
- セクター
- 金融サービス
- ストラテジー・アンド・トランスフォーメーション
- M&A
- テクノロジー
- ピープル
- リスク
- Other
- CBS
募集要項①:
通信・メディアエンターテイメント・ハイテク企業向け戦略コンサルタント
公式サイトから抜粋した情報は下記です↓
職務内容 | 【デジタルトランスフォーメーション支援】 デジタル戦略策定、マーケティング(コネクティッドコマース、オムニチャネル等)、業務プロセス最適化(スマートファクトリ等)、IT最適化(マルチスピードIT、アジャイル開発プロセス等)、ワークスペース変革 【テクノロジー変革支援】 RPA、AI、Chatbot、アナリティクス、ブロックチェーン、UI/UX、IoT、3Dプリンタ、マイクロサービス化、DevOps、クラウド、ERP、企業テクノロジー/業務プロセス診断 【イノベーション支援】 ビジネスモデルイノベーション(複数企業によるエコシステム構築や製造業のサービス化等)、新規事業開発支援、イノベーションマネジメント、オープンイノベーション 【戦略策定支援】 中期経営計画策定、事業戦略策定、成長戦略策定、Go To Makret戦略策定 【オペレーション支援】 全社業務改革、組織・グローバルガバナンス強化 |
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応募資格 | ■論理的思考力、コミュニケーション能力に優れた方 ■現職で卓越した実績を有する方 ■資格の有無は採用可否に直結しませんが、PMP、SAPの何れかの認定資格がある方は歓迎 ■語学力 ・日本語:ネイティブまたは同等 ・英語:ビジネス以上あれば尚可 |
勤務地 | EY東京オフィス ‐ 東京ミッドタウン日比谷 |
参考:EYSC採用サイト
募集要項②:
戦略コンサルタント
公式サイトから抜粋した情報は下記です↓
職務内容 | ・成長戦略の策定:M&Aや資本提携を含む資本成長や資本最適化をするために必要な市場やグローバル市場参入機会を選定し、成長機会の分析や成長戦略の策定を支援する ・市場評価:製品やテクノロジー、サービスもしくは魅力のあるグローバルな市場などの調査、評価を行う ・新規市場参入戦略:新製品や新サービス、グローバル新市場への参入に関する戦略的機会の探索と評価及び関連する投資リスクを分析する。 ・投資評価・事業評価・ビジネスプラン策定の支援:最重要投資事項の検討及び潜在的価値の評価、投資機会の優先付けの策定を支援する ・戦略オプションの評価: 取りうる戦略オプションを評価、分析し、長期的な戦略計画の策定、機会の優先順位付けを行う ・事業ポートフォリオの最適化支援:成長戦略や組織目標に対して、現在のポートフォリオの課題を整理し、将来のあるべきポートフォリオやポートフォリオの組み替え、既存事業の売却(カーブアウト)等の支援を実施する。 ・戦略実行支援:戦略実行に関わるもしくはM&A後バリューアップを支援するためにPMIや経営企画機能等をハンズオン型で支援する |
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応募資格 | ・大学・大学院卒 ・論理的思考力 ・日本語必須 英語尚可 ・以下いずれかの領域においてコンサルティング経験並びにプロジェクトマネジメント経験を有する方。 1.M&A戦略策定、事業開発方針策定、事業改革、海外進出戦略案件、グローバル戦略案件、PMI、等のプロジェクト経験 2.企業における事業投資部門もしくは投資会社において事業投資に関わる事業評価を行った経験 3.企業の統合に伴う業務統合等のPMIに関するプロジェクトマネジメント経験、業務プロセス改革等の業務改革PJの経験 ・以下のご経験をお持ちの方は優遇 1.プロジェクト管理スキル:複数の利害関係者と効果的にコミュニケーションできる能力 2グローバル案件の対応力(マルチカルチャーへの理解)、ボーダレスM&A案件などの経験者 3.特定インダストリーの深い知見(特にCPRセクター、TMTセクター、LS/HCセクター、スタートアップへの深い知見をお持ちの方を優遇致します) ・ディレクターについては、特定インダストリーでのクライアントネットワークを有する方を優遇 |
勤務地 | EY東京オフィス ‐ 東京ミッドタウン日比谷 |
※参考:EYSC採用サイト
※なお、EYSCは応募職種選びに注意。詳しくは後半で解説しています(EYSCの応募ポジションは第三者に相談すべき)
さて、選考フローは下記です↓
EYストラテジー&コンサルティングの中途の選考フロー
EYストラテジー&コンサルティングの中途の選考フローは、書類選考と適性検査の後に、2〜4回の面接が実施されます。
- 書類選考(履歴書、職務経歴書)
※TOEIC700〜800点が必要な職種もあり - 適性検査
- 面接(ケース面接の可能性あり)
※人によって回数は異なり、2〜4回 - オファー面談
なお、EYの中途の適性検査(webテスト)の対策方法はこちらで解説してます
さて、転職するコツは下記です↓
EYストラテジー&コンサルティングへ転職するコツ
EYストラテジー&コンサルティングへの転職を成功させるコツは、下記の5つです↓
- ケース面接対策に重点を置く
- (未経験なら)マネージャー以下のポジションを選ぶ
- 応募ポジションは第三者に相談する
- 非公開求人も含めた中から、応募する職種を選ぶ
- 面接が2〜4回もあるからこそ、質疑応答のコツを手に入れておく
コツ①:
ケース面接対策に重点を置く
EYストラテジー&コンサルティングの中途採用の山場はほぼ確実に実施されるケース面接であり、一般的に通過率は20〜30%と言われています↓
お題は会話の流れで決まりますが、
- いま勤務している会社の売上をUPさせるには?
- 人口減少が進む◯◯県の経済を活性化させるには?
などの問題が出題されます。
流れは「出題される→考える→回答をプレゼン→面接官から回答について質問されるので対応」ですね。
- 「論理的におかしな回答になっていないか?」
- 「なぜその回答なのか?」
という観点でチェックされるので、しっかりと論理立てて説明する必要があります。
こうしたケース面接の対策には第三者との面接練習が必須です。
小手先のノウハウは通用しないので、ネットに記載されている過去問で対策しようとするのはNGです↓
私は一度落ちてから、リベンジで転職しました。
初めて受けた際は、ケース面接対策はAmazonでポチった本でしか対策しませんでした(自信があり、少し舐めてました)
一次面接は通過はできましたが、実際はギリギリの通過だったなと振り返ると思います。今でも回答内容を覚えていますが、かなり弱い。面接官は相当優しい人だったから通過できたなと…
で、結局は次の最終面接で、質疑応答のさじ加減やコツを分かっていなかったのでめちゃくちゃ詰められて落ちました笑
その数年後にリベンジ合格するわけですが、リベンジの際はエージェントとケース面接練習をしていたので、かなり自信を持って回答できました(回答した時点でこれは通過したな、と確信するほど)
最終選考も、事前にエージェントから最新のEYの面接突破テクや面接官の傾向まで教えてもらったので、本当に余裕でした(面接の最中に「ぜひ一緒に働きましょう」と言われたほど)
なおコンサル業界への転職にはエージェントのサポートが必須ですが、EYの対策には完全無料のMyVisionが割とおすすめですね。
コンサル業界に特化しているのと、EYストラテジー&コンサルティングへの転職支援実績が豊富です。
【公式】https://my-vision.co.jp/
EY以外にも下記への紹介実績があるみたいですね。
コツ②:
(未経験なら)マネージャー以下のポジションを選ぶ
コンサル需要が高まっているため、基本的に大手ファームは人が足りていません。
そのため、マネージャークラスの人材も募集されることがあるのですが、コンサル未経験の場合は、絶対にマネージャー未満で応募した方がいいです。
というのも、高い年収に惹かれてマネージャー以上で転職したものの、未経験ゆえに仕事についていけず、早期退職になってしまう事例が割とあるんですよね。
マネージャー未満で入社し、しっかりスキルを磨いてからマネージャーへ昇進した方が、結果的に長く働くことになり、生涯年収がUPしますよね
コツ③:
応募ポジションは第三者に相談する
EYストラテジー&コンサルティングは似たような名前の職種が多いです。
現役社員の立場からしても「違いがよく分からん」というくらいなので、自分一人で応募職種を選ぶのはミスマッチのリスクです。
ミスマッチで入社したら活躍は難しく、早期退職になるので本当に注意してください。経歴にキズが付きます
EYへの転職サポート実績が豊富なエージェントなどに相談し、第三者の意見を踏まえて応募職種を決めるようにしてくださいね。
「応募職種は人事担当者に相談すれば良くない?」という人が居ますが、EYSC以外は一切考えていないのであればアリです。
というのも、人事は必ずEYSCで募集されている職種の中から、あなたへのおすすめを決めますよね。
でもエージェントであれば、EYだけでなく他のBig4やコンサル会社も含め、多様な選択肢の中から、あなたが活躍できそうな会社&職種を選んでくれますよね
だからこそ私は、人事以外の第三者へ応募職種の相談をすることをおすすめしているんですよね。
先ほど紹介した無料のMyVisionはコンサル各社への転職サポート実績が豊富なので、客観的な意見をもらえます。
EY以外にも下記の社員が在籍しているようなので、各社のリアルな社風を踏まえ、あなたに適した会社を相談してみてください↓
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コツ④:
非公開求人も含めた中から、応募する職種を選ぶ
コンサル転職において重要な点として、
外資コンサルは非公開求人が多い
(競合他社を考慮し、リスク対策のため)
という点があります。
つまり、公式サイトにも、ネット上にも公開されていない求人が多いということなんですよね。
EYストラテジー&コンサルティングと関係が密接なエージェントを使えば非公開求人の情報は手に入るのですが、
これを面倒くさがってやらない人がたまに居ます。
結果、ネットに転がっている少ない選択肢の中から応募職種を選ぶことになり、ミスマッチ&早期退職、という最悪の結果になってしまいます
これ、エージェントを使うことよりも数倍面倒&選択肢の限られたキャリアになってますよね。
どう考えても合理的じゃないです。
コツ⑤:
面接が2〜4回もあるからこそ、質疑応答のコツを手に入れておく
EYストラテジー&コンサルティングは職種によって面接が4回もあるので、質疑応答対策がかなり重要になります。
だからこそ、エージェントに面接突破のコツを教えて貰っておいた方がいいです。
公式サイトなどから直接応募する問題点は面接対応力が低すぎるんですよね。
私は一度落ちてからリベンジで転職しましたが、初回は公式サイトから自分で応募して、リベンジの時はエージェント経由でした。
コンサル転職ではエージェント活用が必須ですが、それを知らず、
公式サイトから一人で直接応募をしてしまった自分に下記の質問をぶつけてやりたいです↓
- EYが選考通過を判断しているポイント&それをどんな質問で判断するかを知らなくて大丈夫?
- EYの面接で好まれる回答のパターンは知ってる?
- EYの面接でほぼ必ず実施されるケース面接の通過率は20~30%らしいけど、ちゃんと模擬面接した?まさか本だけで対策しようとしてない?
- コンサル転職なんだから、他の候補者は当たり前にエージェントを使って対策してくるのに、自分一人で応募して大丈夫なの?
本当にこれなんですよね。マジで全然分かっていなかったです。私は就活の経験を踏まえ面接に自信がありましたが、それでも落ちました。
でも数年後にリベンジ合格した際は、応募した時点で↑について全て理解していました。
「これ進◯ゼミでやったところだ!」状態だったので、
1次面接が終わった時点で「これは面接突破しただろうな」と確信していましたし、
最終面接中に「ぜひ一緒に働きましょう」と面接官から打診されたほど圧倒して内定できました
結果的に年収は2倍になり、20代で800〜900万円くらいになりました。
EYSCの平均年収は899万円であり、20、30代で1000〜2000万円を超える人もいるので、本当に年収が高すぎる環境でした。
なおリベンジ合格した際は転職エージェントを使いました。先ほど少し解説しましたが、
- EYの面接はどんな回答をすると通過しやすいか?好まれる回答のパターン
- 難関であるケース面接を突破するコツ&模擬ケース面接の経験
- 希望年収を質問された際に、いくらと回答すれば落とされないか
とか、全部教えて貰ったのでそりゃ合格しますよね。
正直、「エージェントを使って応募すると、こんなにネタバレしてくれるのかよ…」と、むしろ悔しかったですね。
コンサル転職にエージェントは必須なので、他の応募者は当たり前にエージェントを使って対策してくるんだから、
たった一人で直接応募よりも、エージェントにネタバレしてもらって応募した方がどう考えても内定しやすいに決まってますよね。
わりとおすすめなのはMyVisionで、EYへの転職サポート実績がかなり多いです(もちろん完全無料で利用できるエージェント)
【公式】https://my-vision.co.jp/
なお、コンサル業界を専門としているエージェント以外は使わないでください。
CMでよく見る大手エージェントはコンサル業界に全然詳しくないので、選考対策のコツとかEY対策のポイントを知っていません。
私は10社以上のエージェントを使い、コンサル業界に特化していないエージェントとも会話したことが何度かありますが、
「これではコンサルの対策できないよ…」と感じ、時間を無駄にしたなーと思っていました。
なおMyVisionコンサル業界に特化しているので、わりとおすすめです(もちろん完全無料で利用できるエージェント)
【公式】https://my-vision.co.jp/
さて、EYストラテジー&コンサルティング(EYSC)について、知らないとまずいことをまとめておきました↓
EYストラテジー&コンサルティングの会社概要
名称 | EYストラテジー&コンサルティング株式会社 |
---|---|
代表者 | 代表取締役社長:近藤 聡 |
従業員数 | 4,501名(2024年4月1日時点) |
所在地(本社) | 〒100-0006 東京都千代田区有楽町一丁目1番2号 東京ミッドタウン日比谷 日比谷三井タワー
|
これ以降は下記を解説します↓
コンサルティング業界におけるEYSCの位置付け
Big4(世界的に大きな会計事務所から派生した主要なコンサルファーム4社)の1社であり、コンサル業界の中でも大きな存在感がある会社です↓
- EYストラテジー・アンド・コンサルティング
- PwCコンサルティング
- デロイトトーマツコンサルティング
- KPMGコンサルティング
EY JapanにおけるEYSCの位置付け
まず、EY Japanは下記の企業群で構成されています↓
- EYストラテジー・アンド・コンサルティング(株)
- EY新日本有限責任監査法人
- EY税理士法人
- EYビジネスパートナー(株)
- EY弁護士法人
- EY行政書士法人
- EY社会保険労務士法人
- EYプロフェッショナルサポート(株)
- EYソリューションズ(株)
- EYフォレンジック・アンド・インテグリティ合同会社
- EY Japan株式会社
- EYジャパン合同会社
EYストラテジー&コンサルティングはEY Japanの中でも、下記2つの機能を担っています。
- コンサルティング
- ストラテジー&トランザクション
※出所:EY公式サイト
※②のストラテジー&トランザクションの機能は下記↓
Strategy and Transactionsは、クライアントが売買、分割、統合、再生、再編を行うにあたり、あるいは自社の企業戦略を再考するにあたり、より良い手法で、十分な情報に基づいた意思決定を行えるよう支援しています。
※引用元:EY公式サイト
EYストラテジー&コンサルティングの組織構成
EYストラテジー&コンサルティングは下記の組織で構成されています↓
大分類 | 中分類 |
---|---|
コンサルティング組織 | ビジネスコンサルティング |
テクノロジーコンサルティング | |
ピープルアドバイザリーサービス | |
ストラテジー&トランザクション組織 | EYパルテノン |
トランザクション&コーポレートファイナンス | |
横断組織(機能別) | クロスセクター |
横断組織(業界別) | セクター |
※出所:EY公式サイト
ぶっちゃけ、入社を検討している人は「自分はどこに入ればいいんだ?」って迷ってしまうと思うので、選び方の注意点は後半のこちら(応募ポジションは第三者に相談する)で解説します
EYパルテノンとEYコンサルティングの違い
EYパルテノンとEYストラテジー&コンサルティングの違いは、「EYパルテノンはEYストラテジー&コンサルティングの戦略部門である」という点です。
EYパルテノンという独立した会社が存在しているのではなく、あくまでEYSCにおける戦略部門です。
EYパルテノンの難易度
EYパルテノンの難易度は、EYSCの難易度よりも圧倒的に高いです。
どのファームにおいても、戦略部門への転職難易度は群を抜いて高くなっており、高い地頭の良さと、高い学歴が必要になります。
EYSCの売上(業績)
EYストラテジー&コンサルティングの売上は983億5,832万5,000円です(2023年10月発表)
※参考:官報決算データベース
EYストラテジー&コンサルティングの年収
EYストラテジー&コンサルティングの平均年収は899万円と非常に高いです(参考:openwork)
EYSCの福利厚生
EYSCの代表的な福利厚生は下記です↓
- ベビーシッター利用等補助制度
- 健康保険制度
- 総合福祉団体定期保険
- 企業型確定拠出年金(401K)
- 東京海上日動メディカルアシスト
- メンタルサポートサービス
- カフェテリアプラン
- 全国契約宿泊施設の割引利用
※出所:EYSC採用サイト
EYSCの特徴(他のコンサルファームとの違い)
EYSCと他コンサルファームとの違いとして、下記の特徴が挙げられます↓
多国籍メンバーが多い
外国籍メンバーの在籍率が10%以上なので、多様な文化の中で働くことができる会社ですね。
※出所:EY公式サイト
女性も活躍する社風
下記の数値を見ても、EYSCは女性も活躍しやすい社風だと理解できます↓
※出所:EY公式サイト
システム案件に注力し始めている
EYSCはアクセンチュア等と比べてシステム案件が多くありませんでしたが、最近は注力し始めており、システム系の案件が増えていると言われています。
なお、EYストラテジー&コンサルティングの働き方についてはこちら(EYストラテジー&コンサルティングは激務だからやめとけ?)で解説しています。
EYSCのキャリアパス
EYSCのキャリアパスは下記です↓
なお、3〜4年年数で昇進していくことが多いです↓
まとめ:EYストラテジー&コンサルティングは転職難易度が高いので対策が重要
- EYストラテジー&コンサルティングは転職難易度が高く、選考突破が難しい
- 2〜4回も面接があり、その中でケース面接がほぼ確実に実施される
- EYへの転職サポート実績が多いのは無料のMyVisionであり、模擬ケース面接対策を複数回も対応してくれるので、個人的にはおすすめ