KPMGコンサルティングの第二新卒採用の体験談を紹介します。
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なお、社会人経験が3年以上の場合は第二新卒ではなく中途採用枠での応募になります。体験談は下記↓

KPMGは第二新卒で入社すると年収550~600万円くらいになります。その後は、20代や30代前半で年収1,000万円、昇進していけば1,500~2,000万円もゴロゴロ居る会社です
KPMGコンサルティングの第二新卒の体験談
KPMGコンサルの第二新卒の面接を受けてきたので、体験談をシェアします。
まず私のプロフィールは下記です↓
職歴 | 新卒でSEとして就職 |
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経験年数 | 社会人2年目 |
当時の年収 | 約400万円 |
転職検討理由 | より上流からシステム開発に関わりたかった |
選考結果は下記で、内定をいただくことができました↓
応募職種 | テクノロジートランスフォーメーションコンサルタント |
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選考フロー | 書類選考→Webテスト→1次面接→2次面接→最終面接 |
選考結果 | 内定 |
面接官(1次) | マネージャー |
面接官(2次) | シニアマネージャー |
面接官(最終) | プリンシパル |
想定年収 | 約550万円+残業代 |
※書類選考やWebテストについては下記で解説しています↓

なおコンサル転職にエージェントは必須ですが、私は事前に過去の質疑応答データを共有してもらいました。
いちいちネットで過去の質問を調べる時間を節約したかったのと、内定者の回答を知りたかったんですよね。
- KPMGコンサルは面接でどんな質問を通してどんな点をチェックしているのか
- どう回答した人が内定しやすいのか、好まれる回答の傾向
これらを把握した上で想定の回答を準備しました。
※エージェントは、転職支援している人が選考を受けた後に、どんな質問をされたか&どう答えたかを毎回ヒアリングしているので、質疑応答のデータが溜まっているらしいです
ちなみに、無料のMyVision(マイビジョン)というエージェントが個人的にはおすすめです。KPMGコンサルへの転職サポート実績がかなり豊富ですね。
【公式】https://my-vision.co.jp/
KPMGコンサルティングの第二新卒の1次面接
1次面接の当日は下記の形式で実施されました↓
形式 | オンライン |
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人数 | 1:1(面接官:応募者) |
面接担当 | マネージャー |
時間 | 60分 |
主なやりとりは下記↓

なぜSEからコンサルタントに転職しようと思ったのですか?

SEとしての経験の中で「技術をどう使って業務課題を解決するか」に興味を持つようになりました。単なる開発ではなく、クライアントの経営課題に近い部分から入り込んで価値を提供したいと思い、コンサルタントを志望しました。

なぜKPMGを選んだのですか?

御社は構想から実行まで一貫して支援されている点に魅力を感じました。特に御社のテクノロジートランスフォーメーション領域は、業務改善だけでなく経営課題の解決を目指している点で、私の志向と非常にマッチしているのではないかと考えております。

構想から実行まで支援するファームは他にもあるよね?

おっしゃる通りです。中でも御社は監査法人のDNAを持ち、統制や持続可能性の観点からも、現実に根ざした変革を設計・実装できる点に他ファームとの差異があると感じ志望しました。
この点はちょっと準備が甘かったのでヒヤヒヤしましたが、なんとか対応。

テクノロジートランスフォーメーションコンサルタントとして、どんな価値を出せると思いますか?

私はSEの経験を通じて、ITの全体像を俯瞰しながら課題を捉える視点を培ってきたので、その点で一定のバリューは発揮できると考えております。
一方で、現場業務の理解や経営視点にはまだ未熟な部分があると自覚しています。だからこそ、KPMGで活躍されている先輩方と積極的に協働しながら、現場やクライアントの実情を理解し、実行可能な提案につなげていく力を身につけたいと考えています。
まずは未経験領域にも粘り強く食らいつき、技術と業務の橋渡しができるコンサルタントを目指したいです。

いいですね。ではあなたの短所を教えてください

私の短所は、慎重になりすぎて意思決定に時間がかかってしまうことです。それぞれのリスクやメリットをじっくり比較しようとするあまり、スピード感に欠ける場面があります。
とはいえ、スピードが落ちれば意思決定した内容の価値も落ちると現職で学んだので、現在はなるべく早く意思決定するようにしています。
コンサルタントとしても、仮説構築力とスピード感のある対応が求められると考えているので、引き続き意識して改善していきたいです。
こんな感じで対応して終了。
2日後にエージェントから通過連絡があり一安心です。
KPMGコンサルティングの第二新卒の2次面接
約10日後に2次面接が設定されました。
2次面接の準備
テクノロジー職種であってもケース面接の対策は一応しておいたほうがいい
とのことだったので、無料のエージェントであるMyVision(マイビジョン)に2回ほど模擬面接をしてもらいました。元KPMG社員も在籍しているので、リアルな模擬面接をしていただき対策。
過去問で鍛える地頭力―外資系コンサルの面接試験問題などのケース対策本は読みましたが、やはり本番の空気を感じておきたかったのと、問題を解いた後に面接官とディスカッションするので、その対策をしたかったんですよね。
ケース問題とは、
- 日本にあるピアノの数は?
- 現在勤務している会社の売上を1.5倍にするには?
- 市場Aの市場規模を2倍にするには?
などの問題が出題されます。
ハッキリ言いますが、対策しなければかなり優秀じゃないと確実に落ちます。
なお、コンサル特化のエージェントを使っても通常は1回しか模擬面接してくれないので注意。一回だけだとたぶん不安しか残らないです。
2回以上対策したい人は、サポートが手厚いので無料のMyVisionが割とおすすめ。
KPMG以外にも下記への紹介実績があるみたいです。

【公式】https://my-vision.co.jp/
2次面接の当日
2次面接の当日は下記の形式で実施されました↓
形式 | 対面 |
---|---|
人数 | 1:1(面接官:応募者) |
面接担当 | シニアマネージャー |
時間 | 60分 |
主な質疑応答は下記↓

コンサルタントとして、どんなキャリアを描いていますか?

短期的には、「構造化」「仮説構築」「実行力」といった基礎スキルをしっかり身につけたいと考えています。
中長期的には、システム導入の現場経験を持つ人材として、業務とITを橋渡しできるアーキテクト的な立ち位置で、構想と現場のギャップを埋めるような役割を担っていきたいと考えています。

コンサルタントに求められる素養で、現時点で自分に足りないと感じる部分は?

クライアントの経営層や現場の方々と信頼関係を構築し本音を引き出す力や課題の本質を見抜く力は、現時点ではまだ十分とは言えないと感じています。
これまでのSE経験では、要件や仕様が決まった後の対応が中心だったので、コンサルのように「そもそも何が課題なのか」を上流から定義していく力はこれから磨いていく必要があると考えています。
そのために、まずは現場で先輩方がクライアントとどうコミュニケーションしているかをしっかり分析し、自身にも活かしていきたいと考えています。

あなたがこれまでで最も自走して動いた経験を教えてください。

システム開発プロジェクトにおいて、ベンダー側の設計書が遅れたことにより、テストスケジュールに大きな影響が出るリスクが発生した際、上司が体調不良でお休みしており判断を仰げなかったため、自分でまず影響範囲を整理し、代替案を複数用意してチームに提案しました。
結果として、チーム内でテストの順序を入れ替えることでスケジュール遅延を最小限に抑えることができました。

なぜ他の大手ファームではなく、KPMGを選んだのですか?

(一次面接と同様の回答で対応)
また、貴社の研修の手厚さにも魅力を感じており、未経験の私でも挑戦できる環境が整っていると感じたことが決め手です。
ちなみにKPMGの第二新卒採用の研修内容は下記。入社から2ヵ月間は新卒入社者と一緒に集中研修を受講します↓

※参考:公式サイト
新卒の方々と同じ内容の研修を受けることにマイナスイメージを持つ人もいるかも知れませんが、コンサルはとにかく基礎力が大事なので、新卒と同じくらい手厚く研修してもらえるのは超貴重。
さて翌日、通過連絡が来ました。
KPMGコンサルティングの第二新卒の最終面接
いよいよ最終面接。
最終面接は下記の形式で実施されました↓
形式 | 対面 |
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人数 | 1:1(面接官:応募者) |
面接担当 | プリンシパル |
時間 | 45分 |

なぜ今のタイミングでキャリアチェンジをしようと考えたのですか?

今は第二新卒という柔軟に学び直せるタイミングであり、視座を上げてキャリアを大きく転換する最も適切なタイミングだと考えたからです。
SEとして2年働く中で、技術では解決できない本質的な課題の存在に気づきました。要件に沿って作るだけではなく、「そもそも何が課題か」という段階から支援したいという思いが強くなり、現職のままでは視点を上げるには限界があると判断しました。

仮に思い描いていたコンサルの仕事内容と現実にギャップがあった場合、どう向き合いますか?

ギャップは成長のチャンスと捉え、愚直に向き合っていきたいと考えています。
これまでも理想と現実の違いに直面することはありましたが、現実から得られる学びもありました。
コンサルの世界でも、実際のプロジェクトに飛び込んで泥臭くやり切る中で、少しずつ理想に近づいていきたいと思っています。

コンサルとして成果とは何だと思いますか?

コンサルとしての成果とは、コンサルが介在しなくなってからも変革が持続する仕組みを残すことだと考えています。
一時的な課題解決ではなく、クライアントが自走できる状態をつくることが、本質的な価値だと思います。
そのために、提案だけでなく現場と一緒に動き、仕組み・人・カルチャーにまで影響を与えていく必要があると考えています。

あなたを採用することで、どんなリスクとリターンがあると思いますか?

リスクは、私がコンサル未経験ゆえに即戦力不足という点です。一方でリターンは、柔軟性の高さです。
コンサル未経験だからこそ即戦力ではありませんが、だからこそ、下手な「仕事の癖」は付いていません。純粋に御社のコンサルタントとしての考え方や仕事の進め方を吸収していけると考えています。
最後は、逆質問タイムでした。

何か質問はありますか?
- 若手で活躍されている人に共通する点
- テクノロジー領域で他社に追いつき&追い越していくために今後取り組む予定のこと
などを質問して終了。
翌日、無事にエージェントから内定連絡が来て一安心でした。
なお私はエージェントを使いましたが、もし頼らなかったら、エージェント経由の応募者と比べて明らかに選考突破力が劣っていたと思います。
わりとおすすめなのは無料のMyVision(マイビジョン)ですね。KPMGコンサルへの転職サポート実績がかなり多いです(もちろん完全無料で利用できるエージェント)
【公式】https://my-vision.co.jp/
KPMGコンサルティングの第二新卒に応募する際の注意点
なお第二新卒でチャレンジするなら、失敗しないためにも元KPMG社員にリアルな話を聞いておいた方がいいです。
私は第二新卒での転職だったので、再び短期で転職することには絶対に避けなければと思い、元KPMG社員に入念に話を聞きておきました。
「KPMGに転職できたけど、ネットで見ていた事前情報と全然違う…」
なんてミスマッチが本当に多いのがコンサル業界なんですよね。
「ミスマッチで入社してしまったものの、早期退職すると経歴に傷が付いてしまうので、
なんとか粘って2~3年は働こう…」
なんて考えるのですが、ほぼ間違いなく1年以内に退職することになります。
というのも、ミスマッチで入社して活躍できるほど、コンサルはラクじゃないんですよね。

自分に向いてない会社やポジションだと、相当きつい毎日になります
だからこそ、事前にKPMG出身者に、下記の内容を教えてもらった方がいいです↓
- あなたの性格や経歴的に、KPMGが向いているか
- KPMG出身者だからこそ分かる、超リアルな内情
- KPMG出身者に、KPMGの面接を突破するコツも教えてもらう(模擬面接もしてもらう)
なお上記を教えてもらうなら、先ほども紹介した無料のMyVision(マイビジョン)が個人的におすすめですね。KPMGへの転職サポート実績がかなり多いです。
KPMG以外にも、下記の出身者が在籍しているらしいですね↓

【公式】https://my-vision.co.jp/
なお直接応募は、ネットで古い情報を探して、たった一人で選考に挑むことになります。
エージェントに選考のコツをガッツリ教えてもらった方がどう考えても通過率がUPするので、公式サイト経由で応募するなんて、全くメリットが分からないなと。
なお、エージェントは企業からしか報酬を受け取らないので、求職者側はもちろん無料↓

KPMGへの転職でエージェントを使うなら、先ほども紹介した無料のMyVision(マイビジョン)が割とおすすめです。
KPMGへの転職サポート実績がかなり豊富ですね。
【公式】https://my-vision.co.jp/