この記事ではアクセンチュアオペレーションズの面接を突破するコツを元社員の立場から解説します。
なおアクセンチュアの中途面接ではほぼ確実にケース面接が出題され、通過率は20〜30%と言われています。対策として、必ず模擬ケース面接をしておかないと他の応募者に比べて見劣りするので注意。
選考対策には、アクセンチュア出身者が多数在籍しており、元社員が模擬ケース面接や選考突破のコツを教えてくれる無料のMyVisionが割とおすすめですね。アクセンチュアへの転職サポート実績がかなり多いです。
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- 元アクセンチュア社員
- 経歴:事業会社→アクセンチュアの最終選考落ち→2年後、リベンジで転職成功→現在は独立
- 私の失敗談も含めて、アクセンチュアオペレーションズに転職するコツを解説します
私はリベンジで入社しましたが、一発で合格した場合と比較し、生涯年収で1,000〜2,000万の損失だったので、絶対に私と同じ失敗をしないようにしてくださいね
アクセンチュアオペレーションズとは
アクセンチュアオペレーションズは、「BPO+DX」のイメージで、業務の代行から改革を実施する部署ですね。
いわゆるBPO組織に該当しますが、単に業務を代行するのではなく、デジタル、ロボット、AIを使って抜本的なDX改革も同時に進めています。
結果として業務の生産性UPと、データに基づく迅速&的確な意思決定、ユーザーの顧客体験UPを目指しています。
アクセンチュアオペレーションズの仕事内容
企業や公的機関を対象に、下記の業務を引き受け&自動化・高度化しているようですね↓
- 経理・経営管理
- セールス&顧客対応
- マーケティング
- 調達・購買プロセスの自動化、マーケット情報の収集・分析
- サプライチェーン
- タレントマネジメント・人事
- 製薬会社・コンシューマーヘルスケア事業者R&D部門の変革
- 保険(保険金支払の業務プロセスを高度化し、訴訟リスクの低減、不正請求の早期検知を実現)
- 海外事業における事業基盤構築やガバナンス設計・運営
オペレーションズのサービス拠点
アクセンチュアは「BPO+DX」のサービスを提供しており、これを「アクセンチュア・インテリジェント・オペレーション(AIO)」と呼んでいると説明しましたが、このサービス拠点は福岡と熊本です。
※参考:アクセンチュアインテリジェントオペレーションセンター
下記の2つの動画が、アクセンチュアオペレーションズの理解に役立つと思います↓
AIO熊本
AIO福岡
リモートでも働ける
なお、アクセンチュアオペレーションズ(BPO)の年収や評判はこちらの記事で解説しています
オペレーションズの位置付け
アクセンチュアには下記の5部署がメインで存在しており、オペレーションズはその1つです↓
- オペレーションズ(BPO+DX)
- ソング(マーケティングや広告がメイン)
- テクノロジー(エンジニアリング業務)
- インダストリーX(製造業のビジネス改革がメイン)
- ストラテジー&コンサルティング(その他すべてのコンサル領域に対応)
※関連記事:アクセンチュアソングのケース面接と面接の難易度は高い
さて、これ以降は下記を解説します↓
- 募集要項(オペレーションズの職種選びの注意点)
- オペレーションズの面接内容
- オペレーションズに応募する方法(NGパターンに注意)
アクセンチュアオペレーションズの募集要項
アクセンチュアオペレーションズの募集要項について、要点は下記です↓
- アクセンチュアの募集職種は違いがとにかく分かりにくいので応募段階で注意が必要(元社員の私でも分かりにくい)
- 社会人経験が4年未満なら第二新卒採用への応募もアリ
- 公式サイトに掲載されていない非公開求人も含めて、応募職種を検討すべき
サクッと解説します↓
募集職種
アクセンチュアオペレーションズで募集されている求人情報の一部を紹介します。
- 業務プロセス改革DXコンサルタント
- オペレーショントランスフォーメーションコンサルタント
あくまで下記は募集されている職種の一部ですが、違いが分かりにくいんですよね↓
業務プロセス改革DXコンサルタントの求人情報
職種 | 業務プロセス改革DXコンサルタント |
勤務地 | 東京、大阪、福岡、熊本 |
仕事内容 | ・高品質なアウトソーシングサービスを提供するための、システム企画からシステムの要件定義、及びシステム運用支援までを一貫して担当します ・プロジェクトにおける業務プロセスサービスの提供(Delivery)を専門とするポジションです ・ご参画いただくプロジェクトの種類は、ご経験と培ってこられたスキル・バックグラウンド、及びご本人のキャリア志向に合わせて決定いたします |
年収 | 年収 |
応募要件 | ◯ビジネスレベルの日本語能力 ◯以下のいずれかの経験を2年以上お持ちの方 ・システム開発・導入・保守の経験 ・インフラ(クラウド環境、サーバー・ネットワーク)構築・運用・保守経験 ・RPA等による業務の自動化経験 ・ERPなどシステム導入の業務プロセス整備~要件定義の経験 ・ITプロジェクトリーディング・チームマネジメントの経験 ・SI管理もしくは業務(人事・会計)・ITコンサル経験 |
オペレーショントランスフォーメーションコンサルタントの求人情報
職種 | オペレーショントランスフォーメーションコンサルタント |
勤務地 | 東京、関西、福岡、熊本 |
仕事内容 | BPO+DXというビジネスモデルをフル活用しながら、クライアントの事業オペレーションに関わる全ての経営課題に対して、オペレーティングモデルのデザイン、複数年にわたる改革ロードマップの策定、デジタル技術を活用した業務改革、人材のリスキリング等、一式の改革(トランスフォーメーション)を実現 |
年収 | 年収 |
必須要件 | 下記いずれかの経験をお持ちの方 ・システム構築、プロジェクト管理など、IT業界での実務経験 ・実務・現場業務の改善や改革に関わった経験 ・コンサルティング経験 |
歓迎要件 | ・プロジェクトのマネジメント経験(Project leader/Project Manager/PMO(※)経験もあれば尚歓迎) ※Project Management Office ・ロボティクス(RPA)・人工知能(AI)に関わるソリューションの企画~導入プロジェクト経験 ・大企業での業務・デジタル・組織変革経験をお持ちの方 ・事業立上げの経験 ・BPOにおける運用管理、案件立上げ、業務移管の経験 ・英語力(ビジネスレベルだと尚可) |
※参考:オペレーショントランスフォーメーションコンサルタントの募集情報
アクセンチュアの職種選びで個人的に重要だと思う点は、
- ミスマッチを防止するためにも、職種はアクセンチュアへの転職サポート実績が豊富な第三者と相談して選ぶべき
- アクセンチュアと密接な関係にあるエージェントを使って非公開求人の情報をGetし、応募する職種を検討すべき
という点です。
①は、自分一人で選ぶよりオペレーションズに詳しい第三者に相談べきなのは当然ですよね。
アクセンチュアの人事に直接相談するのもアリだと思いますが、それだと非公開求人に応募できないので注意(=②ができない)
重要なポジションほど、競合他社を意識して非公開求人にすることは、外資や大手企業ではよくある話なんですよね
だからこそ、アクセンチュアと密接に関わりがあるエージェントに相談して非公開求人の情報をGetし、
それも選択肢の1つに入れた状態で応募職種を選んでもらわないと、ミスマッチでの入社になって早期退職になりかねないです。
なお、エージェントなら無料のMyVisionが個人的におすすめですね。アクセンチュアへの転職サポート実績がかなり多いです。
応募条件
応募条件は職種によって細かく分かれていますが、共通するのは「社会人経験が4年未満なら第二新卒採用に応募できる」という点です。
4年未満の人は、こちらの記事を参考にしてくださいね:アクセンチュアの第二新卒の難易度
※4年未満でも、第二新卒採用枠をあえて使わずに応募することもできます
求める人物像
アクセンチュアが求める人物像として、公式サイトには下記が記載されています↓
- 背伸びをしてでも目標へ手を伸ばさずにはいられない
- チャレンジに、手加減をしない
- 自分も会社も世の中までも、変えたいと望む
- 常に次のステージを見据え、自らの開拓に貪欲である
- タフな状況も、先頭に立ち楽しめる情熱がある
- あるべき姿を追求するためには、立場や関係性を超えた主張を厭わない
- 信念に基づき、主張し、実際にやりとげる
- チームワークの可能性を信じる
- 多様な文化、相違する意見の中にこそ宝石があると知っている
- 常に誠実さを失わず、言行一致の気概がある
さて、面接内容は難易度が高いです↓
アクセンチュアオペレーションズの面接内容(難易度は高い)
オペレーションズの選考フローは基本的に下記であり、ケース面接が山場です↓
- 書類選考(職務経歴書、履歴書)
- (人事面接)
- 1次面接(ケース面接の確率が高い。通過率は20〜30%)
- 最終面接
書類選考のコツ
コンサル転職における応募書類の書き方のコツは山ほどありますが、前提として論理的&構造的に整理した書き方が求められます。
これは調べて書くよりも、プロにチェックしてもらう方がどう考えても手っ取り早いです。
アクセンチュアへの転職サポート実績が豊富なエージェントにチェックしてもらうのが確実ですね。
質疑応答のコツ
正直、質疑応答のコツは色々とありすぎるので、エージェントに下記を教えてもらうのが時間の節約になります↓
- アクセンチュアオペレーションズがどういった質問で選考通過を判断しているか
- アクセンチュアの面接で好まれる回答パターン
実際、私は上記を全て教えてもらっていたので、正直、質疑応答はかなり余裕でした。
一度落ちたからこそ、リベンジの時にはエージェントをがっつり頼ったんですよね
質疑応答のコツは全て教えてもらって時間を節約し、あとはケース面接の対策に時間をかけました↓
ケース面接のコツ
オペレーションズの面接の山場は通過率が20〜30%のケース面接ですね。
ケース問題は下記の流れで進みます。答えのないテーマについて面接官とディスカッションする面接スタイルですね
- 課題を設定される(例:あなたの前職の会社の利益を2倍にするには?)
- 5分ほど考える
- 回答を説明
- 回答に対して面接官から質問される&答える
はっきり言って、対策しないと天才じゃない限り確実に落ちます。
実際、私もAmazonでポチった本だけで対策し落ちました…
(2年後にエージェント経由でリベンジ合格&入社)
だからこそ、ケース面接はプロと模擬面接をしておいた方がいいです。
本だけで対策すると、コンサル面接の独特の雰囲気の中で「ロジカルに回答する&それに対して面接官とディスカッションする」という経験ができず一発勝負になるからですね。
模擬ケース面接をした候補者に比べて、明らかに選考突破力が低くなってしまいます。
ケース面接対策にはMyVision(無料)がオススメですね。アクセンチュアへの転職サポート実績がかなり多いです。
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アクセンチュア以外にも下記への紹介実績があるみたいですね↓
ケース面接は難しいですが、ここを乗り越えれば20代で1,000万円がグッと近づくので踏ん張りどころ◎
さて、失敗しがちなのが応募方法↓
アクセンチュアオペレーションズへの応募方法の注意点
結論、アクセンチュアオペレーションズへ応募するならおすすめはエージェント経由一択です。それ以外の応募方法だと選考突破力が明らかに低くなってしまいます↓
転職サイト経由でオペレーションズへ
転職サイト経由だとケース面接対策ができないので、絶対におすすめできません。
正直、「転職エージェント」ではなく「転職サイト」経由は公式サイトから応募することと何も変わらないと思っているので、最も意味を感じない応募方法です。
知人経由でオペレーションズへ
アクセンチュアの知り合いがいればその人経由で応募する方法もありますが、これもケース面接対策ができないのでNGです。
知人にケース面接のコツを教えてもらうよ
という人がたまに居ますが、「n=1」の実績ですよね?
それよりも、複数人をアクセンチュアに内定させてきたエージェントから、再現性のあるコツを教えてもらう方がどう考えても合理的で確実性が高いですよね。
公式サイトからオペレーションズへ
アクセンチュアの公式サイトから直接応募する方法ですが、これも当然、ケース面接対策ができません。
また、質疑応答のコツを知ることもできないので、エージェント経由で応募している他の人と比べ、明らかに選考突破力が低くなってしまいます。
エージェント経由でオペレーションズへ
これ一択ですね。
実際、私は一度アクセンチュアに落ちた数年後、エージェントを使ってリベンジ合格できました。
アクセンチュア特有の書類選考対策や、過去の面接データをもとに質問されやすいことも教えてくれるので、「あ、これ進◯ゼミでやったところだ!」状態で面接に挑めますよ笑
なお、アクセンチュアへの転職対策実績がとても豊富なのはMyVisionですね(もちろん無料で利用できます)
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エージェントは、コンサル業界に特化しており、アクセンチュアへの転職サポート実績が豊富なエージェントだけを使うようにしてください。
コンサル特化以外のエージェントも私は使ったことがありますが、業界やコンサル各社について全く詳しくなく、本当に時間の無駄になります。
まとめ:アクセンチュアオペレーションズの難易度は高い
- アクセンチュアオペレーションズへ転職する難易度は高い
- 最大の難関はケース面接であり、対策しないとまず落ちる(中途の通過率は20〜30%)と言われている
- なお、アクセンチュアへの転職なら無料のMyVisionが割とおすすめ。アクセンチュアへの転職サポート実績がかなりに多いです