アクセンチュアの中途の書類選考は、履歴書と職務経歴書によって実施されます。なお入社時点では英語スキルは必須ではないので、TOEICスコア等の提出は必須ではありません。
その他、職種に応じた提出物は下記です↓
対象 | 提出物 |
---|---|
全職種 | 履歴書、職務経歴書 |
希望者 | 英語力を証明するもの(TOEICスコア等) |
デザイナー系の職種 | これまでの作品例 |
私は一度アクセンチュアに落ちてから、リベンジで転職したので、その経験を踏まえ解説しますね。
なお、履歴書や職務経歴書のテンプレートはリクナビNEXTのこちらのページでダウンロードできます(職務経歴書は「逆編年体式」が個人的にはおすすめ)
さて、コンサル転職では「何を書くか」よりも「どう書くか」を意識しないと一発で落とされるので、その点を解説しますね↓
アクセンチュアの履歴書と職務経歴書を作成するポイント
アクセンチュアへの転職に向け、履歴書と職務経歴書の両方で一貫して意識すべきポイントは下記です↓
NG例と一緒に解説します↓
書類作成のポイント①:
思想よりも、事実を理路整然と記載する
基本的に事実を理路整然と記載し、思想などは記載しすぎないようにしましょう(ただし志望動機では思想を含めてもOK)
例えば職務経歴書にて、関わったプロジェクトを説明する際にも、
サービス利用企業の解約率改善に向け、顧客管理システムの刷新プロジェクトに参加しました。
私はこう思ったので、こう提案しました。結果、プロジェクトはこうすることになりました。
太字部分のような「思想」は不要です。
サービス利用企業の解約率改善に向け、顧客管理システムの刷新プロジェクトに参加。
現行システムの課題を抽出し、ユーザー満足度を可視化できるシステムにすべく、業務要件定義を実施。
書類作成のポイント②:
定量的に、可能な限り客観的な数字を記載する
面接から入社後まで、コンサルタントは基本的に定量的な議論を求められます。
そのため、応募書類でも定量的な記載を心がけましょう。
サービスの解約率が高かったので、下げることを目標にプロジェクトを開始
サービスの解約率が60%だったため、3年以内に30%以下にすべくプロジェクトを開始
書類作成のポイント③:
結論ファーストな書き方を意識する
想像の3倍は結論ファーストで記載しましょう。極端なくらい意識する方が、コンサル業界にとってはちょうどいい可能性があります。
顧客管理ツールの刷新プロジェクトにはこれまで2度参加し、その後、サービス解約率の改善プロジェクトにも参加しました。そのため、CRM領域の経験が豊富にあります。
私はCRM領域の経験が豊富にあります。理由は、顧客管理ツールの刷新プロジェクトに2度、サービス解約率の改善プロジェクトに1度参加した経験があるためです。
以上の3点は、履歴書と職務経歴書の両方で意識して作成してくださいね
とはいえ正直、
- 「コンサル面接で嫌われない書き方や言い回しか?」
- 「論理的に伝わりやすい文章や形式か?」
などのチェックポイントは他にもたくさんあるので、アクセンチュアへの転職サポート実績が豊富なエージェントなどのプロにチェックしてもらうのがどう考えても合理的&効率的だと個人的には思います。
なおコンサル転職にエージェントは必須ですが、無料のMyVisionはアクセンチュアへの転職サポート実績が豊富なので、アクセンチュア転職ならここ一択だなと。
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さて、履歴書の作成ポイントは下記です↓
アクセンチュアの履歴書を作成するポイント
アクセンチュアの履歴書を作成するポイントは下記の4つです↓
サクッと解説します↓
アクセンチュアの履歴書を作成するポイント①:
職歴・学歴欄は、業種や従業員数も記載
職歴・学歴の記載項目は下記です↓
- どの会社のどの部署で、どんな役割だったか
- (会社名がメジャーでなければ)具体的な業種や従業員数
特にアクセンチュア向けの履歴書であれば、あなたの所属企業の社名よりも、業種や業界を知りたいはずなので、下記のイメージで記載すると良いです↓
株式会社◯◯(XX業界向けのCRMツール企業。従業員200名) 入社
カスタマーサクセスチームに所属(部下5名)
アクセンチュアの履歴書を作成するポイント②:
免許・資格は、業務に関係しそうなもののみを記載
免許・資格は、業務に関係しそうなものだけを記載すればOKです。
例えばアクセンチュアは業務で車を運転することは無いので、運転免許の有無は記載不要です。
※ただし、モビリティ業界に関連する経歴や応募職種であれば、記載しても良いと思います
アクセンチュアの履歴書を作成するポイント③:
志望動機・自己PRは、職務経歴書に記載する内容より簡潔でもOK
履歴書のフォーマットによっては、志望動機欄が狭いこともあります。
そうした場合は仕方がないので、履歴書では志望動機や自己PRは簡潔に済ませ、職務経歴書でしっかりと記載すればOKです。
なお、アクセンチュア転職に向けた志望動機の例文はこちらの記事で解説しています。
アクセンチュアの履歴書を作成するポイント④:
本人希望記入欄には年収を記載しない
アクセンチュアは希望年収が高すぎると落とされるリスクがあるので、下手に希望年収を記載しない方がいいですね。
特に記載項目が無ければ「貴社規定に従います」でOK。
アクセンチュアは最終面接前にメールで希望年収が質問されるのですが、ここで回答する希望金額が高すぎると落とされるリスクがあるので注意です。
「え、金額交渉してよ」って感じなんですが、自分一人で応募している場合だと、交渉とかは基本的にされず、「希望年収が高すぎるよ」とかも言われず、最終面接で落とされる可能性があります。
なお、エージェント経由で応募していれば、いい感じに年収交渉をしてくれます。
エージェントはアクセンチュア側と関係が構築されているので、希望年収を伝えておけば「できるだけ高く、でもアクセンチュアに落とされない金額」で交渉してきてくれます。
実際、私が一度アクセンチュアに落ちた時は自分一人で直接応募したんですが、
リベンジした時にエージェントにそのことを伝えると「希望年収が高すぎたことも落ちた原因の1つではないか」とのことでした
低めの金額を伝えるのもアリですが、仮に希望年収を「600万円」と伝えたとして、
もしアクセンチュア側からのあなたに対する評価が「720万円」だったら?
その時点で、120万円も損失です。しかも翌年以降で120万をUPさせるのは簡単ではありません。
だからこそ、落とされることを恐れて希望年収に悩むよりも、年収交渉はエージェントに任せてしまうのがどう考えても合理的なんですよね。
なお、アクセンチュアへの転職サポートなら、先ほど紹介した無料のMyVisionが個人的にはおすすめです。
アクセンチュア側と繋がりができており、アクセンチュアへの転職サポート実績がかなり豊富ですね。
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アクセンチュアの職務経歴書を作成するポイント
アクセンチュアの職務経歴書を作成するポイントは下記の5つです↓
記載例と一緒に解説します↓
アクセンチュアの職務経歴書を作成するポイント①:
職務要約は、特にアピールしたい経験を中心に記載する
応募書類は膨大な数が届くので、忙しい人事は職務経歴書をじっくり読むことができません。
そのため、「あなたの経歴やスキルは、ざっくり言うとどんな内容なの?」というのを知るために設置されているのが「職務要約」です。
だからこそ「職務要約」で人事に興味を持ってもらい、他の項目も読んでもらうことが重要。
ということで、職務要約は下記を意識して記載するとGoodです↓
- 特にアピールしたい経験を中心に記載
- 転職など大きな変化のタイミングでは改行をし、一目で伝わるようにする
- 業種やテーマなどしっかりと記載する
- 定量的に記載するのも忘れずに。
新卒で株式会社XXXに入社し、カスタマーサクセス部門に配属。約1年間、電話対応などの現場経験をした上で、チームリーダーに昇進し、10名の電話対応メンバーのマネジメントを実施。同時期にCRMシステムの刷新プロジェクトに参加し、業務要件定義を主導。3年後にマネージャーへ昇進し、ユーザーの解約率改善プロジェクトに参加、30%改善することに成功。
新卒入社から8年のタイミングで△△△株式会社に転職し、カスタマーサクセス部門の係長を経験。複数のサービスを展開する企業だったため、カスタマーサクセスをテーマとしたプロジェクトに横断的に参加。
こうした経験により、CRM領域に関するテーマを中心に多様な知見と経験を有する。
アクセンチュアの職務経歴書を作成するポイント②:
職務経歴は、業界やテーマ、期間、概要、目的、自身の役割、結果を記載する
職務経歴はプロジェクトや大きな業務ごとに記載していきます。
意外に忘れがちな下記を記載するとGoodです↓
- 「目的」の要素を含めると、プロジェクト内容を人事に理解されやすいのと、あなたがプロジェクト目的を見失わずに取り組んでいたことが伝えられます
- 「自身の役割」を記載しないと「あなたのアピールのための職務経歴書」にならないので注意
- マネジメントも実施した場合、メンバーの人数なども記載
- クライアント向けのプロジェクトであれば、クライアントの規模や業種を記載
また、職務経歴は記載項目が多いからこそ、私は見やすさにこだわって書いてました↓
20XX年10月〜現在 △△△株式会社
◯プロジェクト期間:20XX年11月〜3月(5ヶ月間) 労務管理SaaSサービスの解約率改善プロジェクト
【プロジェクト概要】
プロジェクトの目的:自社サービスの1つである労務管理SaaSサービスにて、新規ユーザーの初年度解約率を40%から20%に下げる
【プロジェクトの規模】
・社内メンバー7名体制
【フェーズ・担当内容】
・フェーズ:解約ユーザーと継続ユーザーを多面的に比較した上で、解約原因の仮説を構築する
・担当内容:解約原因リサーチチームのリーダーとして、7名のメンバーと共に多面的にデータを収集し比較
【成果・実績】
・特定業界の解約率が90%を超えていたことで、全体の解約率を押し上げていたことが判明
・該当業界では業界特有の法規制により独特な労務管理ルールがあり、その点において当社サービスのUXが非常に悪いことが、初年度の解約に繋がっていたと判明
・上記を踏まえ、次フェーズでは該当業界の業務要件を洗い出した上で、システム要件を策定し、サービス改修を実施していく予定
括弧や箇条書き、太字、空白などを多用して記載しましょう。
相手に伝わりやすく記載できることも、コンサルタントとして重要なスキルの1つとして見られています
アクセンチュアの職務経歴書を作成するポイント③:
活かせる経験やスキルは、応募職種に準じたものを記載する
「活かせる経験やスキル」では、「これまでの経験を踏まえ、要するにどんな強みがあなたにあるのか」を記載します。
その際、応募職種に役立ちそうなものでなければ意味がないので注意。
例えばエンジニアに応募するなら、使用言語や経験年数、開発内容などを記載しましょう。
なお、アクセンチュアをはじめとしたコンサル会社ではofficeスキル(パワーポイントやエクセル、ワードなど)が求められるので、その経験があれば記載しておきましょう
①CRM領域における多様な知見
→これまでCRMをテーマとしたプロジェクトに10個以上も携わった経験から、CRM関連の知見を幅広く有する(解約率の改善、既存ユーザーからのアップセル、紹介促進など)
②CRMツールのシステムに関する知見
→CRMツール改善に向け、業務要件定義からのシステム要件定義にも3つのプロジェクトで携わったので、該当領域において開発チームとのコミュニケーションが可能
③officeスキル
→社内向けのプロジェクト報告資料を作成する機会が多かったため、パワーポイントやエクセル、ワードは基本的に使用可能
アクセンチュアの職務経歴書を作成するポイント④:
資格情報は、業務に無関係なものは記載不要
履歴書の資格欄と同様に、業務にあまりにも関係がないものは記載不要です。
※運転する機会がない職種なのに、運転免許資格を記載するなど
アクセンチュアの職務経歴書を作成するポイント⑤:
自己PRと志望動機は、あなたが経験が、どう応募職種に活かせるのかを記載する
- 「あなたがアクセンチュアにどう貢献できるか?」
- 「その応募職種において、どんな経験やスキルが活かせるのか?」
これを記載するのが自己PR&志望動機です。
応募職種で求められるスキルに対して、全く違う経験をアピールしても意味がなく、落とされることになるので注意です。
特にアクセンチュアは似たような名前なのに業務内容が全然違う職種があまりにも多すぎるので、ミスマッチに注意。
詳しくは後半のこちら(応募職種や部署はミスマッチしていないか)で解説しています。
※なお志望動機の作り方は、アクセンチュアの中途の志望動機の例文の記事が参考になります
さて職務経歴書は履歴書よりも圧倒的に重要度が高いので、
- 「アクセンチュアの人事が嫌う書き方や言い回しになっていないか?」
- 「わかりやすい表現になっていないか?」
- 「論理的に伝わりやすい文章や形式か?」
- 「構造的に整理されているか?」
などのチェックをしないと、「コンサル適性がない」と判断されて普通に落とされます。
だからこそ、アクセンチュアへの転職サポート実績が豊富なエージェントなどのプロにチェックしてもらうのがどう考えても合理的&効率的だと個人的には思います。
コンサル転職にエージェントは必須ですが、無料のMyVisionはアクセンチュアへの転職サポート実績が豊富なので、アクセンチュア転職ならここ一択ですね。
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さて、アクセンチュアの中途の書類選考の通過率や、通過後の選考フロー、注意点は下記です↓
アクセンチュアの中途の書類選考
アクセンチュアの中途の書類選考に関して、下記を解説します↓
- アクセンチュアの中途の書類選考の通過率
- アクセンチュアの書類選考を通過した後の流れ
- アクセンチュアの書類選考で気を付けること ※私の失敗談。とにかく注意
中途の書類選考の通過率
アクセンチュアの中途の書類選考の通過率は、約50%前後と言われています。書類選考はそこまで難しくなく、その後に実施される面接で落ちる人が多いです。
書類選考を通過した後の流れ
書類選考を通過すると、下記の流れで選考が進みます↓
- (人事面接)
- 1次面接(ケース面接)
- 最終面接
※人事面接は実施されないこともあります。
なお、ケース面接の通過率は20〜30%とされ、ここがアクセンチュア転職における山場となっています↓
アクセンチュアの書類選考で気を付けること
アクセンチュアの履歴書や職務経歴書の作成時に、注意してほしいことは下記の2つです↓
一度落ちた経験を踏まえ解説します↓
①:
応募職種や部署はミスマッチしていないか
アクセンチュアは似たような名前の職種が多すぎるので、ミスマッチが起きやすいんですよね(しかも業務内容は全く違うものが多い)
ミスマッチで入社すると成果も出しにくくなるので、社内評価も落ちます。最悪、早期退職になります。
例えば下記↓の違い、分かりますか?
- ECコンサルタントと、デジタルコマースコンサルタント
- エクスペリエンステクノロジーコンサルタントと、マーケティングシステムコンサルタント
- サービスデザイナーと、ビジネスデザイナー
元社員の私でも、違いの説明は当時も不可能でした。
※もしミスマッチな職種で入社しても、最低1年は異動できません
(というか、ミスマッチだとそもそも選考突破が難しくなりますよね)
ハッキリ言って、かなりの確率で早期退職になり、キャリアに傷が付きます
だからこそ、アクセンチュアは自分一人で応募職種を選ぶことはリスクでしかないんですよね。
ミスマッチを防ぐためにも、アクセンチュアへ転職サポート実績が豊富なプロにあなたの経歴を説明した上で、客観的に応募職種を決めるのがリスク管理として正しい選択です。
なお応募職種の相談相手には、無料のMyVisionが割とおすすめですね。アクセンチュアへの転職サポート実績がかなり豊富です。
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このエージェントはケース面接対策の味方にもなります↓
②:
履歴書と職務経歴書の作成に時間をかけすぎず、ケース面接対策に注力する
応募書類の完成度チェックはプロであるエージェントに任せ、サクッと終わらせた方がどう考えても合理的です。
それよりも、通過率が20〜30%と言われるケース面接対策に時間をかけるべきです。
ケース面接では、下記のような問題が設定されます↓
- A社の売上を2倍にするには?
- B社の利益を20%UPさせるには?
流れは「お題が提示される→5分くらい考える→回答と理由を説明→面接官とディスカッション」です
簡単ではありませんが、ここを乗り越えれば年収1,000万円がグッと近づくので踏ん張りどころ。
ただしちゃんと対策しないと、まず間違いなく落とされます。
実際、私はAmazonで買った本で対策しましたが、落ちました…
(2年後、エージェントを使ってリベンジ合格)
だからこそ、ケース面接はプロと模擬面接をしておいた方がいいです。
本だけで対策すると、コンサル会社の面接という、独特の雰囲気の中で「ロジカルに回答&それに対して面接官とディスカッションする」という経験ができず、本番一発勝負になるからですね。
模擬ケース面接をした候補者に比べて、明らかに選考突破力が低くなってしまいます。
なおケース対策には、無料のMyVisionが個人的にはおすすめですね。アクセンチュアへの転職サポート実績がかなり多いです。
【公式】https://my-vision.co.jp/
アクセンチュア以外にも下記への紹介実績があるみたいですね。
なお、さらに詳しくはアクセンチュアの中途の面接やケース面接のコツはこちらの記事で紹介しています。
まとめ:アクセンチュアの履歴書と職務経歴書の書き方例
- アクセンチュアの中途の書類選考は履歴書と職務経歴書で実施される(職種次第で追加資料あり)
- 書類作成に時間をかけすぎず、プロに添削してもらう方が確実
- 書類作成よりも、ケース面接対策に時間を割り当てる方が合理的(中途の通過率は20〜30%と言われている)
- アクセンチュアの書類チェックやケース面接対策なら、無料のMyVisionが割とおすすめ。アクセンチュアへの転職サポート実績がかなり多い
- アクセンチュア転職でおすすめのエージェントはアクセンチュアへの転職エージェントの選びかたで解説しています