この記事は、アクセンチュアの中途面接の実体験レポートです。
アクセンチュアの中途の面接で実際に聞かれた質問や逆質問、ケース面接について共有します。
なお、バックグラウンドチェックに落ちた場合の原因と対策については後半で解説しています。
アクセンチュアの中途面接対策【結果の概要】
まず、応募者のプロフィールは下記です↓
職歴 | 新卒→コンサルティング営業 |
---|---|
当時の年齢 | 20代後半 |
当時の年収 | 400万円 |
転職検討理由 | 日系大手企業へのコンサルティングを経験したい |
新卒で入社した会社では営業&コンサルみたいなことを経験していたので、ちゃんとしたコンサルティングを経験したいと思ってい、アクセンチュアを受けました。
アクセンチュアの中途面接の体験結果は下記です↓(ここでは概要のみ)
応募企業 | アクセンチュア |
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応募部門 | コンサルティング本部 |
応募職種 | マネジメントコンサルタント |
選考フロー | 書類選考→1次面接→最終面接 |
選考結果 | 内定 |
面接官(1次) | マネージャー |
面接官(最終) | マネージングディレクター |
想定年収 | 約600万円(年俸570万円、住宅手当36万円)+残業代 |
結果的に内定を獲得できたので、もう少し具体的な体験談を紹介します↓
アクセンチュアの中途面接の体験談【逆質問、質問されたこと】
私はエージェント経由でアクセンチュアに応募したので、向こうの人事とのメールのやり取りはありませんでした。
基本的にエージェントとメールや電話でコミュニケーションをとるだけでした。
選考フロー
アクセンチュアの中途の選考フローは、書類選考の後に、ケース面接を含めた3回の面接が実施されます↓
- 書類選考
- 人事面接
- 1次面接
- 最終面接
書類選考
履歴書と職務経歴書を作成し、エージェント経由で提出しました。
1週間かからずに選考通過のメールがあり、次は1次面接となりました。
面接日程などはメールで調整しました。
なお、アクセンチュアの中途の書類選考突破に向けた、履歴書と職務経歴書の作り方は別記事で解説してます。
※特に、志望動機の作り方はこちらで解説してます:アクセンチュアの中途の志望動機の例文【学歴は不要】
適性検査(Webテスト)
私の場合、適性検査はありませんでした。
アクセンチュアの戦略系の部門だと、適性検査としてWebテストが実施されることがあるみたいですね(玉手箱が多いようです)
※詳しくはこちら(アクセンチュアの中途のwebテスト(適性検査)は玉手箱)
1次面接(ケース面接)
「アクセンチュアの1次面接では、おそらくケース面接が実施されると思ってください」
とエージェントに言われていましたが、予想通り、ケース問題が出題されました。
準備したことと、当日の様子を紹介します↓
面接の対策と準備
面接の準備は、主に下記の2つをしました↓
- 想定質問と回答を準備しておく
- ケース面接の模擬面接をする
まず、「過去にアクセンチュアで質問されたこと集」をエージェントから共有してもらい、自分なりに「どう答えるか?」というメモを用意しておきました。
具体的には、下記のイメージで用意しました(ここでは簡易的に書いてます)
想定質問 | 回答メモ |
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なぜアクセンチュアに興味を持ったのか? | 前職でCRMツールを扱うことが多かったので、その知識を活かせる会社で、コンサルティング経験を積みたかったから |
なぜ他社ではなくアクセンチュアなのか? | 他のコンサルファームの中でも、特にITコンサルを強みとしているファームであるため |
なぜコンサルなのか? | 一度はコンサルを経験することで、ビジネスマンとして働くためのスキルを飛躍的に向上させられるのではないかと考えたため |
プロジェクト経験はあるか? | クライアントの新規事業開始に向けたリサーチプロジェクトを実施した |
エージェントは「過去にアクセンチュアの選考を受けた人が、面接で聞かれたこと&回答したこと」をデータとして溜め込んでいるらしく、これを共有してもらったのは助かりました。
また、恐らく実施されるであろうというケース面接の対策もしておきました。
具体的には、エージェントの担当者と模擬ケース面接を1回やっておきました。
それにしても、あれは独特の雰囲気がありますね〜。
「ケース問題を解けること」と「面接官の目の前で問題を解き、回答をプレゼンし、色々つっこまれることに回答していくこと」は本当に緊張感が違うので、一度は模擬面接しておくのがおすすめです。
なお、わりとおすすめなエージェントは無料のMyVisionですね。アクセンチュアへの転職サポート実績がとても多く、模擬ケース面接対策もガッツリやってくれます。
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1次面接(ケース面接)の当日
さて、いよいよ面接当日です。アクセンチュアの赤坂オフィスに訪問しました。
当日の面接官はマネージャーが一人でした。約60分の面接で、和やかな雰囲気でしたね。
最初の10〜15分くらい質疑応答をして、その後にケース面接でした。
質疑応答では、想定質問で準備していた質問に加え、
他社とアクセンチュアの違いってなんだと思います?
総合系コンサルファームとして幅広いコンサルテーマに対応しつつも、特にIT分野に強い点が違いだと思います
みたいな質疑応答をしました。
フランクな会話を踏まえ、
趣味って何かあります?
キャンプが好きです!
じゃあ、ケース面接のお題は「キャンプ用品会社の売上を1.2倍にする方法」にしましょうか。5分で考えて、プレゼンしてください
という感じで、会話の流れでお題が決まりました。
5分考えた上で、
キャンプ用品会社の新規事業として、キャンプ食品の販売事業を考えました。まずは缶詰などを小売事業として開始しつつ、好調であれば自社ブランド商品を作ることを想定しています。
顧客接点はあるので、どんな食品が求められているかのデータが収集しやすいので、それを活かしていきます。
みたいな感じで回答しました。ホワイトボードを使って売上を分解しつつ、具体的にどこの数字がどう変わるかを示した感じですね。
面接官からは、
食品販売における顧客接点はどこで持ちますか?食品は、キャンプ場に行く途中のコンビニなどで簡単に買いたいと思うのでは?
などの質問があり、確かになーと思いつつ、建設的な議論を心がけるように対応しました。
※アクセンチュアのケース面接のコツはこちらの記事でも解説しています。
面接を終えて
ちょっとケース面接の回答が微妙だったかもなーと思いつつ、進め方は悪くなかったのではないかな、なんて感じながら帰宅しました。
3日くらいで結果が来て、無事通過!
どういう進め方をすべきかを事前にエージェントと練習しておいてよかったです。
最終面接(逆質問がメイン)
アクセンチュアの最終面接は、1次面接の通過連絡をもらってから1週間後くらいに実施しました。
面接の対策と準備
最終面接前に、メールでいくつか質問がありました。
主な質問内容は希望年収についてで、入社したかったので低めに500万円で出しておきました。
とはいえ、できる限り年収UPしてもらうようにエージェントに伝え、交渉してもらいました。
なお、ここであまりにも高い年収を希望すると、ミスマッチということで、落とされる前提で最終選考が始まることもあるようです。
とはいえ、どのくらいが高く、どのくらいが妥当なラインかなんて分からないので、
エージェントに頼りまくって、「私の経歴的に妥当なラインだけど、ちょっと攻めた金額」みたいなところで交渉をお願いしました。
最終面接の当日
最終面接も、アクセンチュアの赤坂オフィスに訪問しました。
面接官は一人で、マネージングディレクター(役員クラス)でした。約50分くらいの面接で、かなり和やかでしたね。
1次面接のレポート見たよ!ケース面接は問題なさそうなので、色々質問あればしてください
ということで、基本的に逆質問がずっと続く面接でした。
これ、後でエージェントから聞いたんですが、
1次面接までの結果が良いと、口説き型の最終面接(入社してもらうために、気になることの解消に努める面接)になるみたいですね。
まだ採用を迷っている場合は、普通に色々と質問されるみたいです。
ということで、心の中で1次面接の結果が良かったっぽいことを喜びつつ、油断せずに対応しました。
御社が働き方改革を進めているというニュースを見ました。単純に残業規制をすると対応できるプロジェクトの量が減ってしまう気がするのですが、人員を増やして対応するのでしょうか?
人も増やすし、そもそも仕事のスピードを上げるために、色んなデータに簡単にアクセスできるようにしているよ
こんな感じで逆質問をしつつ、たまに向こうからも質問がありました。
アクセンチュアなりの仕事の進め方を受け入れることが大事なんだけど、受け入れられそうですか?
柔軟に対応することは得意なので、大丈夫だと思います。
あとは、入社後についても質問がありました。
入社後はどんな仕事がしたいですか?
こんな感じで、逆質問ベースで質疑応答が進み、無事に終わりました。
正直めちゃくちゃ手応えがあったので、選考通過を確信して帰宅したのを覚えています。
面接を終えて
1〜2日後くらいにエージェントから連絡があり、無事に通過したとのことでした。
エージェントに共有してもらった過去の質疑応答データがかなり役に立ちましたね。
私が質問されたことや回答内容をエージェントに共有しておきました。こうやってデータが溜まっていくんですね。
オファーレター
内定連絡をもらった後、具体的な年収交渉や職位の交渉をエージェントがするとのことでした。
私は「妥当なラインで、なるべく高めでお願いします!500万くらいは欲しいです!」と伝えておき、あとは待つばかりです。
数日後、約600万円で交渉できましたと連絡があり、想像よりも高くて喜びました。
その後、オファー面談の日程を調整し、アクセンチュアの人事担当と面談しました。
年収や入社までの手続きや流れなどについて、約60分の電話で説明されました。
選考結果
最終的に、下記の内容でアクセンチュアに内定しました。
部署 | コンサルティング本部 |
---|---|
職種 | マネジメントコンサルタント |
職位 | コンサルタント |
年収 | 約600万円(年俸570万円、住宅手当36万円)+残業代 |
入社時期 | 約2ヶ月後 |
アクセンチュアは第一志望だったので入社できて一安心です。
最初は転職エージェントに半信半疑でしたが、終わってみれば、
- 過去の質疑応答データ
- 模擬ケース面接の練習
- 年収や職位の交渉をまるっと対応してくれた
などなど、頼っていなかったら正直内定できたか怪しいなというくらい、お世話になりました。
アクセンチュアの採用サイトから直接応募する人よりも、明らかに選考突破力がUPするので、アクセンチュアに興味がある人は頼ってみると良さそうです。
わりとおすすめなのは無料のMyVisionですね。アクセンチュアへの転職サポート実績がとても多いです。
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なお、アクセンチュア以外にも下記への紹介実績があるみたいですね↓
口コミもとにかくめちゃくちゃ良いので、個人的にはここ一択だなと↓
面談や面接練習も合計すると10回近く実施していただき、その度にフィードバックをいただくことで、回を追うごとに自分の考えがブラッシュアップされていくのを感じました。
他社のエージェントさんも複数利用させてもらいましたが、ここまで手厚いサポートをいただけたのは初めてでした。※引用:Googleの口コミ
未経験・事業会社からの転職であったため、業界知識がなく、1からコンサル業界についてご教示いただきました。
通過時には、自分事のように喜んでくださり、本当に嬉しく思いました。※引用:Googleの口コミ
これまでいくつかのエージェントを利用しましたが、先方からここまで密にコミュニケーションをとっていただけたのは初めてだった。大変感謝いたします!
※引用:Googleの口コミ
面接練習に関しては週に何度も実施いただきました。その度に一緒に回答について考えて下さり、的確なアドバイスをいただきました。
なんでも話しやすい方で、本音で向き合っていただき、着いて行くだけで転職が成功したような感覚です。
周りでコンサル転職を考えてる人がいたら間違えなく勧めますし、私が次の転職をするなら再度お願いしたいです。※引用:Googleの口コミ
・コンサル業界の動向、各ファームの強み・弱み、違いに関してはかなり専門的な知見をお持ちだと感じられた。
・想定問題集やケース面接に関しては細かい部分までしっかりと対策を取り組み、何度もアドバイスをいただいた。
・選考プロセスにおいては、今までの面接問題集や候補者のフィードバックを共有してくださり、とても参考になります。多大な支援をいただき本当にありがとうございました!
※引用:Googleの口コミ
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なお、アクセンチュアへの転職エージェントの選びかたはこちらの記事で解説してます。
これからアクセンチュアへ応募する場合の注意点はアクセンチュアへの転職で注意すべきことは下記で解説しています↓
体験談は下記で紹介しています↓
※参考:アクセンチュアの第二新卒の面接の体験談【選考フローでケース面接が重要】
なお、年齢が30代以上でもアクセンチュアは転職できます。詳しくはこちら:アクセンチュアは年齢が30代でも転職できる
最後に、アクセンチュア内定後についてよくある質問を回答しておきます↓
アクセンチュアのオファーレターとは
アクセンチュアのオファーレターとは、最終選考を通過し内定を獲得した人に対して渡される、下記の内容を記載した書類一式のことを指します。
- 雇用契約書
- 職種と職位、年収や入社日を記載したもの
- 入社手続きに必要な提出書類など
- リファレンスチェックシート
アクセンチュアのオファー面談で落ちることはある?
アクセンチュアのオファー面談で落ちる可能性は極めて低いです。オファー面談は内定獲得をした人にだけ実施されるものなので、内定取り消しになるような事態は相当な理由がない限り起きません。
アクセンチュアのリファレンスチェックの内容
アクセンチュアのリファレンスチェック(バックグラウンドチェック)は、人柄や対人スキルについて、元上司や同僚からの評価をチェックシートに記入してもらい実施されます。なお、内定者自身が記入を依頼します。
チェックの流れ | 内定者自身がチェックシートの記入を第三者に依頼する |
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第三者 | 知人や友人、元同僚や上司などから選ぶ |
チェック内容 | 人柄や対人スキルや長所など |
アクセンチュアのバックグラウンドチェックで落ちた場合
アクセンチュアのバックグラウンドチェックに落ちた場合、面接や書類選考で人事担当者が把握していた内容と、バックグラウンドチェックの結果が大きく乖離していた可能性があります。
これは「選考で使ってきた言葉」に対する認識の不一致が原因だったりします。コンサルの面接官が誤解しやすい言葉を、応募書類に記載したり、面接で発してしまっていた等。
面接官が「え、あの言葉ってそういう意味で言っていたの?」ってなるパターンです。コンサル会社は言葉の定義が独特だったりするので、あるあるです。
他社コンサルの選考でも同じような認識の不一致が起きないようにするためにも、他社に応募する際は、コンサル転職に特化したエージェントを頼るのがどう考えても安全です。
無料のMyVisionはコンサル転職のサポート実績がとても多いので、落ちないためにも頼ってみてくださいね。
応募書類や面接で回答予定の内容などをチェックしてもらい、コンサルの面接官が誤解するような表現が使われていれば修正しておくのがベターです。