アクセンチュアに中途で転職するための志望動機を作成するコツや例文、気を付けることについて、元アクセンチュア社員の立場から解説しますね↓
なお、アクセンチュアの中途の書類選考突破に向けた、履歴書と職務経歴書の作り方は別記事で解説してます。
私は一度アクセンチュアに落ちて、リベンジで内定&入社しました。
その経験をもとにアクセンチュアの中途の志望動機を作成するコツや、応募する際の注意点を解説しますね
- 元アクセンチュア社員
- 経歴:事業会社→アクセンチュアの最終選考落ち→2年後、リベンジで転職成功→現在は独立
アクセンチュアに転職する志望動機の作り方
アクセンチュアに転職する志望動機の作り方として、下記の内容を記載することが重要です↓
- 転職を検討している理由
- なぜコンサルなのか
- なぜアクセンチュアなのか
- なぜその部署&職種なのか
- アクセンチュアでしかできないこと
- 中長期的なキャリアの希望
- アクセンチュアで何を実現したいのか
- 自分のスキルをアクセンチュアでどう活かせるのか
全てを盛り込むことは難しくても、上記の内容をできるだけ多く志望動機に反映させつつ、提出書類を作成してくださいね
特に、下記の2点は必ず盛り込んだ方がいいです↓
なぜアクセンチュアなのか
「なぜアクセンチュアなのか?」は全ての面接で聞かれるくらい重要な点なので、志望動機にも必須で盛り込むようにしましょう。
アクセンチュアでしかできないこと
「アクセンチュアでしかできないこと」を考えるにあたって、アクセンチュアの特徴は下記が挙げられます↓
- 国内最大級の総合コンサルファーム
- ITやデジタルのテーマに強い
- 広告やマーケティングのコンサルも強化している
- 国内のほとんどの大手企業と取引がある
これらの切り口も参考に、「アクセンチュアでしかできないこと」「なぜアクセンチュアなのか」を検討してみてくださいね。
さて、志望動機の作成に役立つアクセンチュアの特徴は下記です↓
志望動機に役立つアクセンチュアの特徴
アクセンチュアに中途で転職するための志望動機の作成に役立つ、アクセンチュアの特徴は下記の4つです↓
- 世界最大級の外資系コンサルファーム
- 戦略策定から実行支援まで、一気通貫でサポートしている
- マーケティングや広告領域にも参入している
- システム開発を自社で対応できるため、開発がスムーズに進む
- 平均年収は862万円であり、20代で1,000万円を目指せる環境
では、実際に志望動機の例文を紹介します↓
アクセンチュア転職の志望動機の例文
想定プロフィールは下記です↓
現職 | 消費財メーカーの経営企画室に勤務 |
---|---|
希望する部署 | ストラテジー&コンサルティング |
希望する職種 | ビジネスコンサルタント |
私が貴社を志望する理由は2つあります。
1つ目は、社外向けのコンサルティングをしたいと考えたためです。私は現在、経営企画室で働いており、そこでは社内やグループ会社向けにある種コンサルのような立ち回りをしております。しかし社内向けコンサルはクライアント向けのコンサルと比較し、立ち回りもコンサルティングのテーマも限定的だと感じたため、総合コンサルティングファームである貴社を志望しました。
2つ目に、コンサルをするなら一気通貫でサービスを提供したいと感じたためです。現職では、システム開発やマーケティングなどの専門業務は他社に外注しております。しかし、スピード感が落ちること、コミュニケーションコストが高くなることを課題に感じていました。
そのため、システム開発やマーケティングなど、多様な専門部署を揃えている貴社であれば、よりスピーディにコンサルティングできると感じたためです。
なお、今回の部署と職種を志望する背景は、これまで勤務してきた消費財メーカーでの知見を活かせるプロジェクトテーマが多そうだと考えたためです。
以上の理由から、貴社を志望しております。
その他、アクセンチュアの中途の書類選考突破に向けた、履歴書と職務経歴書の作り方は別記事で解説してます↓
アクセンチュアの第二新卒の志望動機の例文
想定プロフィールは下記です↓
現職 | 日系家電メーカー |
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希望する職種 | ビジネスコンサルタント |
私が貴社を志望する理由は、将来的に起業するためのスキルを身につけておきたいこと、そして貴社が総合コンサルティングファームであるため、多様なテーマに関われると考えたからです。
まず起業について、テーマや領域などは決まっておりませんが、将来的に一度は起業を経験したいと考えています。現在勤務している日系家電メーカーでも、起業に役立つ経験は得られると思いますが、成長スピードをUPさせるためにもコンサルティングファームで働きたいと考えました。
中でも貴社を志望するのは、代表的な総合コンサルティングファームのため、多種多様なプロジェクトテーマや部署が存在しており、フレキシブルに経験を積めるのではと考えたからです。
起業を見越した転職は私にとってのメリットも大きいですが、そうした高いモチベーションで働く人材が入社することは、長期的に貴社への貢献も大きくなるのではと考えております。
また短期的には、現職の家電メーカーで得た知見を活かせるのではと考えております。
以上の理由から貴社を志望します。
アクセンチュアソングの志望動機の例文
想定プロフィールは下記です↓
現職 | 広告代理店 |
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希望する部署 | ソング |
希望する職種 | マーケティングコンサルタント |
私が貴社を志望するのは、より多面的な視点でマーケティングをしたいと考え、その環境として貴社が最適だと思ったからです。この考えに至った経験は2つあります。
1つ目に、事業戦略からマーケティングに関わりたいと感じた経験です。私は現在、広告代理店で主にデジタル広告の業務をしており、日々のクライアントワークにてPDCAを回す中で、よりベストなマーケティングをするにはどうしても事業戦略から携わる必要があると感じる経験が多くありました。
その際、アクセンチュアソングは事業戦略の策定からマーケティングを開始するようなプロジェクトが多いとエージェントから聞いたため、志望しました。
2つ目の経験として、開発部署とより近い距離で働きたいと感じた経験があります。具体的には、成熟期にあるプロダクトを扱うクライアントを支援した際、顧客の声を収集し分析すると、プロダクト自体の改善が必要であるという仮説が生まれました。その際の要件定義や見積もりなどは外注したのですが、どうしてもコミュニケーションの負担が大きいと感じました。
貴社にはテクノロジー部署があるため、より密接にコミュニケーションをすることができ、スピーディにより良いプロダクト改善ができるのではと考えました。
以上が貴社を志望る経験と理由です。
なお、アクセンチュア転職でエージェントを利用する注意点は下記の記事で解説しています↓
アクセンチュアのエンジニアの志望動機の例文
想定プロフィールは下記です↓
現職 | SIer |
---|---|
希望する部署 | テクノロジー |
希望する職種 | テクノロジーコンサルタント |
私が貴社を志望する理由は、より上流からシステム開発に関わりたいと考えたためです。
私は現在SIerに勤務していますが、業務要件を定義する段階から関わった方が、手戻りが少なく開発できると考えています。現職では、事前に定められた業務要件をもとに発注いただくことが多いです。そこから機能/非機能要件を定めるのですが、業務要件定義から着手し直すことをお願いする経験が何度かありました。
これを防ぎスピーディにプロダクトを開発/改善するには、業務要件を定義する段階から定期的に関わる必要があると感じました。貴社はテクノロジー部署も備えた総合コンサルファームであるため、それを実現できるのではと考えています。
また、現在は開発現場での業務がほとんどですが、よりコンサル的な視点を持って、上流からシステム開発に関わり、キャリアアップしていきたいと考えています。貴社であれば、私のこれまでの経験を活かしつつ、コンサルタントとして働けるのではないかと考えました。
以上の理由から、貴社のテクノロジーコンサルタントを志望します。
さて、作成時の注意点は下記です↓
アクセンチュア転職の志望動機の作成で気を付けること
アクセンチュアの中途の志望動機の作成時に、注意してほしいことは下記の2つです↓
一度落ちた経験を踏まえ解説します↓
①:
本当にその応募職種&部署で間違っていないか?
アクセンチュアは似たような名前の職種が多すぎるので、ミスマッチが起きやすいんですよね(しかも業務内容は全く違うものが多い)
ミスマッチで入社すると成果も出しにくくなるので、社内評価も落ちます。最悪、早期退職になります。
例えば下記↓の違い、分かりますか?
- ECコンサルタントと、デジタルコマースコンサルタント
- エクスペリエンステクノロジーコンサルタントと、マーケティングシステムコンサルタント
- サービスデザイナーと、ビジネスデザイナー
※もしミスマッチな職種で入社しても、最低1年は異動できません
(というか、ミスマッチだとそもそも選考突破が難しくなりますよね)
ハッキリ言って、かなりの確率で早期退職になり、キャリアに傷が付きます
だからこそ、アクセンチュアは自分一人で応募職種を選ぶことはリスクでしかないんですよね。
ミスマッチを防ぐためにも、アクセンチュアへ転職サポート実績が豊富なプロにあなたの経歴を説明した上で、客観的に応募職種を決めるのがリスク管理として正しい選択です。
なお応募職種の相談相手には、無料のMyVisionが割とおすすめですね。アクセンチュアへの転職サポート実績がかなり豊富です。
【公式】https://my-vision.co.jp/
このエージェントはケース面接対策の味方にもなります↓
②:
志望動機の作成には時間をかけすぎず、ケース面接対策に注力する
志望動機の完成度チェックはプロであるエージェントにお願いして、サクッと終わらせた方がどう考えても合理的です。
それよりも、通過率が20〜30%と言われるケース面接対策に時間をかけるべきです。
ケース面接では、下記のような問題が設定されます↓
- A社の売上を2倍にするには?
- B社の利益を20%UPさせるには?
流れは「お題が提示される→5分くらい考える→回答と理由を説明→面接官とディスカッション」です
簡単ではありませんが、ここを乗り越えれば年収1,000万円がグッと近づくので踏ん張りどころ。
ただしちゃんと対策しないと、まず間違いなく落とされます。
実際、私はAmazonで買った本で対策しましたが、落ちました…
(2年後、エージェントを使ってリベンジ合格)
だからこそ、ケース面接はプロと模擬面接をしておいた方がいいです。
本だけで対策すると、コンサル会社の面接という、独特の雰囲気の中で「ロジカルに回答&それに対して面接官とディスカッションする」という経験ができず、本番一発勝負になるからですね。
模擬ケース面接をした候補者に比べて、明らかに選考突破力が低くなってしまいます。
なおケース対策には、無料のMyVisionが個人的にはおすすめですね。アクセンチュアへの転職サポート実績がかなり多いです。
【公式】https://my-vision.co.jp/
アクセンチュア以外にも下記への紹介実績があるみたいですね。
なお、さらに詳しくはアクセンチュアの中途の面接やケース面接のコツはこちらの記事で紹介しています。
アクセンチュアの志望動機の作成でよくある質問
中途でアクセンチュアに転職するための志望動機の作成で、よくある質問を回答しておきます
アクセンチュアの中途採用は通年で実施しているか
アクセンチュアは通年で中途採用を実施しています。
私は一度落ちてからアクセンチュアに内定したので、その経験を踏まえアクセンチュアへの転職で注意すべきことをこちらの記事で解説しています。
なお、年齢が30代以上でもアクセンチュアは転職できます。詳しくはこちら:アクセンチュアは年齢が30代でも転職できる
アクセンチュアの部門の違いを教えてほしい
アクセンチュアは5部署で構成されています↓
ソング
主にマーケティングや広告をテーマにコンサルティングしている部署です。
※関連記事:アクセンチュアソングの評判
テクノロジー
システム開発案件に対応している部署です。この部署が存在していることで、アクセンチュアはワンストップでサービスを提供できています。
オペレーションズ
BPO案件に対応しつつ、同時にDX化も進めている部署です。
※関連記事:アクセンチュアオペレーションズ(BPO)の年収や評判
ストラテジー&コンサルティング
その他の4部署で対応していない、あらゆるコンサルティングテーマに対応している部署です。
戦略部門である「ストラテジー」と、実行支援部隊である「コンサルティング」部が合併したことで、より密なコンサルティングサービスを提供できるようになっています。
インダストリーX
主に製造業向けのコンサルを提供している部署です。
※関連記事:アクセンチュアのインダストリーXの評判や年収
まとめ:アクセンチュア転職の志望動機の例文と作り方
- 志望動機の作成には時間をかけず、それよりもケース面接対策に注力すべき(中途の通過率は20〜30%と言われる)
- 応募職種選びも、たった一人で選ぶとミスマッチになり早期退職に繋がるリスクがある
- アクセンチュアへの転職なら無料のMyVisionが割とおすすめ。アクセンチュアへの転職サポート実績がかなり多い
関連:アクセンチュアの中途の書類選考突破に向けた、履歴書と職務経歴書の作り方